質問詳細

ナローちゃん

ひなさん

今、悩んでいます。
中学生です。女優を目指しています。

悩みは、女優を目指していることについてです。
小5のときに、テレビや雑誌で活躍することに憧れるようになり、中1のときに女優になりたい思うようになりました。

いまは、いろいろと調べて、自分が目指す道や、事務所イメージなどが自分に合った、所属したいと思う事務所も見つけ、親にも『将来、こういう仕事につきたい』と打ち明けました。
肯定も否定もされず、今は、うやむやな感じになってしまっていますが夢を諦めたくないです。

ですが最近、本当にこれでいいのか、と考えてしまうようになりました。

現実的に考えると自分の夢にまっすぐ進めなくなってしまいます。
例えばオーディションにいくにしても、仕事をするにしても、地方住みなので、東京までいく交通費だけで3万近くかかっていしまいます。
まぁ、このくらいの負担は、しょうがないのかもしれないですが、金銭的な面でなるべく親に迷惑をかけたくないです。

それに、女優という仕事は、決して楽しいことだけではないとおもうし、体力的にも精神的にもきついところもあると思っています。
自分で稼いだこともなく、都会にすら慣れてない今の自分には、荷が重すぎるのではないかとも思っています。

ドラマ一本出るとしても、世間からの評価だったり、若手だと、誰が次世代だ、とか演技力が上だ、など些細なことで人と比べられてしまったり。
だからといって演技力だけが全てではないと思うし、運とか実力とかさまざまな偶然が重なってスターっていうものは、生まれていくのだと思う。
それに、上下関係や撮影現場、ネットでの評判など些細なことで周りからの印象が変わってしまったり、良くも悪くもたった一言でどうにでもなってしまうような世界。

『そういう厳しい世界で仕事をすることを目指している。』

そう思うとなんだか本当にこれでいいのか怖くなったりしてしまいます。
もちろん、楽で稼いでいけるような、メリットだらけの仕事なんて世の中にはないし、芸能界だけが厳しい世界なわけではないと思うけど、自分の選んでいる道が正しいのか、道を変更できる今、もう一度考え直して見た方がいいのか・・・
でも、『女優になりたい』という気持ちは、自分の中で消すことができません。
どうすれば、自分の夢に迷うことなくまっすぐ進むことができるでしょうか?

プロダクションからの回答

個人回答者イメージ

片桐 豊 先生

ひなさんの相談内容を見て、最初に感じたのは、「とてもよく考えているなぁ~」ってこと。

確かに芸能界、特に表に出る仕事である女優という職業は、実力だけでは測れない運だったり、作品作りを支えるスタッフさんたちへの気配りだったり、努力することは当たり前で、どんなに努力しても結局のところ他人(見る人や使ってくださった人)がどう思うかで評価が決まってしまったり、本当に大変な職業だと思います。
さらに地方在住で、これから女優を目指す方々にとって、交通費などの経費も相当な負担になってしまうことは否定できません。

ひなさんの場合、おぼろげながらもそうした芸能の世界の厳しさをちゃんと考えようとしているし、実際にいろいろ調べ、自分自身の夢と真摯に向き合っていることが感じられ、こうして悩んでいることが、次のステップに進んだ時にきっと活きてくるだろう思います。

さて、ひなさんからのご相談の要である「どうすれば、自分の夢に迷うことなくまっすぐ進むことができるか?」というとについて・・・。

まずひとつ言いたいのは、「夢は諦めなければ絶対に近づくことができる」ということ。
確かに女優、ましてや有名女優になるには、自分だけの努力ではどうにもならない苦労や困難があるでしょう。
僕は、理想家でも夢想家でもないので、「必ず夢は叶う」とまでは言いません。でも、人間というのは“意志”を持っている生き物です。
自分がこうありたい、こうなりたいという目標を失わず、そこに向かって行動し続けていれば、どんな困難があっても、回り道をしてでも、必ず近づくことはできるのです。

そしてもう一つ、「なぜ女優になりたいのか」「女優になって何をしたいのか」という、女優を目指す理由・動機、目的をきちんと考えてください。
なぜ目指すのかという強い動機がなく、ただ漠然とした憧れだけで目指していると、いくつかの困難にぶつかったとき、それが「あきらめる言い訳」になってしまいます。
そして、せっかく女優になることが出来ても目的がなければ、上手くいかない時に「続けられない理由」になってしまいます。
ひなさんが、相談内容に書いてくれたように、夢をあきらめるための理由はいくらでもあります。
でも大切なのは、なりたいと思うその理由や動機をいかに強く想えるかです。

そのなりたい理由を忘れなければ、それがモチベーションとなって自分の夢に迷うことなくまっすぐ進むことにつながるはずです。

女優を目指すなら、卒業してからでも遅くはないです。学業は大切です。アイドルを目指すなら年齢が関係しますが、女優はまた違います。夢を持っていることは大切だと思います。卒業して自分の力で東京出てきて、バイトしながら頑張ることも女優(表現者)としての引きだしが増えます。日常の生活をただ過ごすのではなく、人間ウォッチングをして全て表現の引き出しとしてためておくことが必要なのが女優であり、表現者なのです。
卒業するまでは、ドラマや映画になっている小説を沢山読み、自分なりに想像して、実際にその映画やドラマを見て、自分の想像との違い、自分ならこうしたいとかを考えながらやってみて、卒業しても夢が続いていればチャレンジするのはいかがですか?
チャレンジするときには素敵な女優を目指してください。
スカイアイ・プロデュース

「やりたい」気持ちを大切にしてください。
まずは、事務所に所属することを目指して、オーデションを受けてください。
あなたの可能性を発見した事務所は、いろいろと手助けしてくれると思います。