質問詳細

オーディションの写真についてですが、
スタジオで撮った方が印象は良いのでしょうか?

プロダクションからの回答

個人回答者イメージ

片桐 豊 先生

オーディションの応募書類に貼付する写真は、本当に重要です。

なぜならば、書類審査で審査するスタッフは、まず最初に写真を見て、ビジュアル面(容姿・顔やスタイル)に
興味を持った人の自己PRや特技など、書いてある文字を読みます。

逆にいうと、写真を見て興味を持てなかったら、皆さんが苦労して書いた応募書類の内容は、一切見ない…なんてことがよくあり、写真の良し悪しで、面接審査に進めるかどうかが決まるといっても過言ではないからです。
(全ての事務所のスタッフがそうだとは言いませんが、忙しい仕事の合間に書類を見るので、
全ての書類にたっぷり時間をかけて読み込むということは、あまりないようです。)

さて、質問の「スタジオで撮った方が印象が良いかどうか」ということですが、これは、「被写体によるという答えになりますね。
スタジオで撮影すると、照明がきちんと照らされているので、被写体が鮮明に映っており、審査する側にとっては、審査しやすい反面、逆にハッキリ映っている分、
例えば肌が荒れているとかのネガティブな要素も目立ってしまうので、応募者にとっては、マイナスアピールになりかねません。

それと、これは僕の個人的な所感ではありますし、全員に当てはまるわけではないですが、スタジオ撮影された写真の応募者は、やたらといろんな事務所に応募しているのではないか、また、よく言えばオーディションを受けるときに写真撮影にもお金をかけて努力しているとも考えられるし、
悪く言えばオーディション慣れをしてしまって、フレッシュさに欠ける人なのではないかというような印象を持つことが多々ありました。

事務所の新人開発担当者は、文字通り、新人=新しい人材、フレッシュな素材、磨いたら輝くであろう原石を探しています。

写真スタジオでバッチリメイクして、照明もしっかり当てて撮影した「飾った写真」も時には有効ですが、仮に家族や友達に撮ってもらったスナップ写真であっても、
その人の素材としての魅力がしっかりと映っていれば、事務所の担当者の目にちゃんと留まりますよ。

もう一つアドバイスするならば、写真のチョイスは自分でしないこと。
どうしても自分で自分が一番良く映っていると思う写真を選びたくなってしまいますが、自分で選ぶのではなく、
家族や友達でいいので、自分以外の人が、その人の良さや、魅力がちゃんと映っていると感じてくれる写真をチョイスすることをオススメします。

なぜならば、審査するのは自分ではなく、他人だからです。

写真はスタジオでも外でも関係なく、先ずはいかに自然な表情が出来ているかと、笑顔が出せているかです。歯を出して笑っている顔を出すのが良いと思います。
弊社はいかに自然かと、真顔よりも笑顔を重視しています。
スカイアイ・プロデュース