劇団青い鳥ティアティカルカンパニー

幼い頃に聞いた話や見た風景など、明確な記憶ではなくとも、心の奥に残り続ける「大切な何か」が誰にでもあるものです。しかし現代は情報が氾濫し、それらを見つけにくい時代になっています。1979年に創設された劇団青い鳥は、子どもたちに生の演劇の魅力を届けることを使命とし、全国を巡演、これまでに6000公演・延べ300万人の子どもたちと触れ合ってきました。演劇を通じて泣いたり笑ったりする体験が、何年経っても心に温かく残ると信じ、今後も感動を届ける舞台作りに励んでまいります。

また、文化庁の調査によると子どもたちの芸術鑑賞の機会は減少しており、国も文化芸術振興基本法を制定し学校での鑑賞会を推進しています。生の舞台や音楽は子どもたちの感性や創造力を育み、教育における大切な「課外授業」です。特に吸収力の高い低学年期に多様な芸術に触れることは、豊かな情緒発達を促す上で非常に重要です。芸術鑑賞の機会は、未来を担う子どもたちの成長と芸術文化の継承に欠かせないものなのです。