一昔前まではなかった、お笑い芸人の養成所。芸人になるにはいくつかの方法がありますが、もちろんそこには才能も欠かせない要素となります。
そこで役に立ってくるのが、お笑い芸人の養成所の存在です。
養成所では、どのようなことが学べるのでしょうか。
芸能事務所とのパイプ作りに
芸人になるには、付き人や弟子入り、またはスカウトを狙う、そして、養成所を卒業して芸能界入りという方法があります。
ここで気を付けたいのが、養成所を卒業したからと言って、必ずしも芸人になれるわけではないと言うことです。
養成所は、芸能事務所が運営していることが殆どであるため、必然的に芸能事務所とのパイプがあったり、事務所所属の芸人との人脈作りを行いやすい環境でお笑いを学ぶことができます。
こうした環境は整っていますが、やはり芸人として売れるには実力も必要となります。
芸人の養成所に通う理由には、芸を磨くという理由の他にも、こうしたパイプを活かして、スムーズに芸能界入りを目指すことが出来るというメリットもあるのです。
基本的なノウハウを学ぶ場
では実際に、芸人の養成所ではどのような事が学べるのでしょうか。
基本的にはネタ作りに関するノウハウや、実際にネタを発表する際の方法や手段といった内容で、芸人として生きていくための基本的なノウハウを学習することが出来ます。
この他、養成所によっては発声練習やダンスといった事を学ぶ場所もあるようです。
一見関係のないようなこともいかに自分のお笑いに活かしていけるか、いかに色々な事を吸収して、お笑いに変えていけるか、こういった事を学べるのも養成所ならではの経験となるかもしれません。
養成所に通い、どれだけ吸収していけるかがカギ
養成所で最初に学ぶもの。それは、あなたが芸人に向いているかいないか、覚悟があるかないか、それを見極めるための面接です。
養成所に入るには、多くが面接を必要とします。
ただお金を払えば良いというわけではなく、しっかりとした志しや、ある程度の実力を持って望む必要があるのです。
そして養成所では同じように芸人を目指すライバルたちがいて、どのように人と接していくかという芸人とはまた別の、根本的な部分を学ぶ場にもなるのです。
養成所に入ったからと言って芸人になれるわけではありません。
むしろ、スタートラインにも立てていない状況を、養成所でどのように過ごし、学んだことを吸収していくかが、養成所に通う意味と言えそうです。
まとめ
芸人になるには、必ずしも養成所に通う必要はありませんが、通常では学ぶことの出来ない、「お笑いの勉強」以外の、また違った経験を学べる場でもあります。
養成所に通うことで、多くのパイプや人脈も作ることが出来ますが、養成所に通った経験は、しっかりとその後の人生に活かされていくことでしょう。