一般的に言われている「SNSの使い方」と、モデルとしてのSNS活用術は大きく異なります。
モデルの仕事の中でもSNSは重要視されることもある中で、どのようなことを意識したらいいのかをお伝えします。
モデルでもSNSの活用は必要
メディアの中でもSNSのフォロワー数が重視されるようになった昨今では、モデルにもSNSが使いこなせることが求められています。ファンがたくさんいる可能性のあるモデルを起用することで、より商品が売れるのを狙うためです。
必ずしもSNSのフォロワー数が大事というわけではありませんが、「ファンの数=フォロワー数」という考え方は根強くあります。モデルとして仕事をしたいのであれば、SNSは使いこなせるようになりたいものです。
SNSの使い方で一般的に気をつけるべき点
一般的にSNSに「ネガティブなこと」「他人を批判するようなこと」「個人を特定されるようなこと」は書かない方がいいとされています。ネガティブなことや他人を批判するようなことを書かないほうがいい理由は、多くの人を敵に回し、嫌われてしまうためです。
個人を特定されるようなことや、今いる場所や身近な場所をSNSに書くと、個人情報を悪用されたり、家などを特定されたり、最悪直接会いに来て危害を加えられる危険もあります。そして、フォロワー数が多ければ多いほど、その情報を見ている人が多いので危険度は高くなるものです。
SNSは使い方を誤ると自分の立場を悪くしたり、自分の身を危険にさらす可能性があります。モデルとしてSNSをやる場合にも、できるだけリスクを減らす配慮をすべきです。
嫌われることを極端に恐れすぎないことも必要。好きと言ってくれる人は必ずいる
しかし、すべてにおいて「この投稿を嫌いな人がいるかも」と気にしすぎてしまうと何も投稿できなくなってしまいます。
人の好き嫌いは十人十色です。自分では問題ないと判断した投稿でも、嫌う人は必ずいます。
自撮り写真を投稿しただけで「自慢してる」と言う人もいれば、好きなものについて話しただけで「他人を批判してる」と感じる人もいます。
一方で自由に投稿した内容を「好きだ」と言ってファンになってくれる人ももちろんいます。誰かが「好き」と言うものは、誰かにとって「嫌い」なものなのです。
モデルとしてSNSをやる場合には、嫌われることを極端に恐れないようなメンタルが必要です。
日常を書くことでファンは増える
日常のことや身近な場所について頻繁にSNSに投稿すると、自宅や生活圏を特定されるリスクがあり、中にはファンに待ち伏せされたというトラブルも過去には起きています。
一方で、そういった投稿をすることで、モデルの日常を垣間見ることで親近感を覚えるファンの人は多いです。日常や身近なことについてSNSに投稿すると、ファンとより交流できるきっかけにもなるのです。
トラブルに巻き込まれるリスクを減らす工夫をしながら上手に日常を表現するようにしましょう。
SNS活用にはリスクもありますが、数多くのメリットも存在します。
上手に使いこなすことで多くのファンを作り、仕事のチャンスを広げられるでしょう。
モデルとして活用するためには、嫌われることを極端に恐れることなく、危険を回避しながら利用するようにしてください。
ライター・モデル・作家: 鈴木詩織
1990年生まれ。
2016年に一念発起し、勤めていた会社を退職。以降モデル、作家として活動を開始。
過去に3度のミスコン出場経験を持つ。
結婚後も中国の歴史小説を執筆する傍、モデルとしての仕事もこなしている。