芸能の世界はスタートが早ければ早いほどいいと言われています。例えば芸能事務所の新規所属には年齢制限を設けているところがあり、多くは25歳~30歳以下という制限を設けています。スタートが遅くなってしまうと売れるために超えるべきハードルが高くなってしまうことは事実です。
しかし、「スタートが遅くなってしまったけど、どうしても俳優として成功したい!」という強い思いがあるのであれば決して諦める必要はありません。なぜなら俳優は高齢になっても続けることのできる息の長い職業だからです。
本記事では、俳優として「売れる」とはどういうことか解説しながら、スタートが遅くなってしまったあなたに、売れるために必要なことをお伝えします。諦めたくないあなたの第一歩の後押しとなれば幸いです。
「売れる」ためには誰かに認められる必要がある
売れるためには、実力や魅力を磨きキャスティング権を持つ人に認められることが必要です。
俳優はドラマや映画などで使いたいと思ってもらえないと、仕事をすることが出来ません。キャスティング権を持つ人は主にプロデューサーや監督となります。「売れる」ためには、自らを磨くだけでなく彼らといかにして接点を持ち、認めてもらうのかという視点を常に持っておくことが必要です。
キャスティング権を持つ人と接点を持つには?
チャンスを掴むためには、キャスティング権を持つ人とただ単に知り合いになるだけなく、演技を観てもらう必要があります。演技を観てもらう方法は、主に以下の3つです。
・オーディションを受ける
・ワークショップやレッスンに参加する
・携わっている作品を観てもらう
それぞれ詳しく説明します。
オーディションを受ける
チャンスを掴む最も一般的な方法にオーディションがあります。チャンスがあれば積極的に受けましょう。ただ、オーディション情報は黙っていても自然に舞い込んでくるものではありませんので、アンテナを常に張り続ける必要があります。最近はインターネットも発達してきたので様々な方法で情報を入手できます。ウェブ検索に限らずSNSなども活用して情報を集めましょう。
ワークショップやレッスンに参加する
キャスティング権を持つ人、もしくはキャスティング権を持つ人とつながっている人が直接行なっているワークショップやレッスンに参加することも有効です。
例えば、映画監督が行なっているワークショップなどがあります。演技を観てもらうことが出来、認められれば次回作に出演ということもあるので、チャンスを掴むには有効な方法です。
携わっている作品を観てもらう
自分の出演している作品を観てもらうのも、難易度は高いですがとても効果的な手段です。
監督が作品を観て気に入ってもらえれば、直接声をかけてもらって出演決定ということもあります。
ただ、観てもらうこと自体がかなり難しく、実際はたまたま観てもらっていて、というケースが多いのが現状です。とはいえ、何もせずに待っているだけではチャンスを掴むことは難しいですので、一つ方法をお伝えします。オーディション選ぶ時などに、「オーディションに通った後にどんな人が観てくれる作品なのか」を想像した上で選びましょう。
今後の自分の姿を想像し行動すれば、やみくもに行動するよりも、可能性は広がります。
必要なものは覚悟と情熱
売れるためには、多くの障害が立ちはだかりますし、ほとんどの人は一切売れることなく姿を消していきます。売れていない間はコンビニの店員をしていた方がましの生活になりますし、先も一切見えません。安定やお金を求めるのであれば、やめておいた方がいい世界です。そんな苦しい状況に立ち向かう覚悟と、苦しい状況であっても「どうしてもこの仕事をやりたい」という情熱が、何よりも必要なものと言えるでしょう。
ライター・俳優: 綱斗
綱斗と申します。現役で役者をやっていますので、皆さんの立場を理解したうえでの記事作成を意識しています。書いてほしいテーマがありましたら是非お知らせください!
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