嵐の二宮さんご結婚のニュースや、バチェラー・ジャパンシーズン3の後日談が放送された際にで話題に挙がった「匂わせ」行為。やった人がありえない、というような形で非難されていますが、実は誰しもやってしまう可能性があることなんです。
「匂わせ」とは?
はっきりと名言はせず、それとなくそうとわかるようなことをすること。有名人など、特定の人と交際していることがわかるような写真や文をあえてSNSに投稿すること。最近インターネットを賑わせている「匂わせ」は、いずれも恋愛に関係するものでした。
恋愛に限ったことではなく、「自分が人よりすごい」ということを示すことも「匂わせ」の一種です。ちょっとした自慢、すごい人に会った、すごい仕事をしたなど、嬉しくなってつい話してしまいたくなったり、周りの人に自分のすごさをアピールしたくなることは誰でもあるかもしれません。そういった気持ちは人間なら誰しも持っているものですが、インターネットやSNSが発達したことによって、より「匂わせ」をしている場面が人目に触れる機会が増えてきました。
例えば芸能界を目指している方や、すでに何らかの活動を始めている方なら、撮影や舞台で誰か有名な人と一緒になる機会があるかもしれません。そういう時に匂わせしてしまうのか、正しく判断してそういった行為をしないのか。そこの判断によって、この先活躍していけるか、信用を失って終わるのか変わる場合があります。他人事だと思わず、気をつけていく必要があります。
「匂わせ」をするとどうなる?
時と場合によりますが、「匂わせ」行為には下記のようなリスクがつきまといます。
・多くの人から非難を浴びる対象になる可能性があります。
・信用を失います。自分もそうですし、恋愛に関する匂わせをした場合、場合によっては自分だけでなく相手も仕事を失う可能性もあります。
・「匂わせ」に気づかれた場合、そのことを一生言われる可能性があります。例えば「匂わせ」している相手と別れたとしても、「過去に匂わせをした人」という情報はなかなか忘れてもらえません。
・仕事のことを「匂わせ」してしまった場合、最悪仕事を失う恐れがあります。特に仕事で関わっている人しか知りえない情報や、公開前の情報を外に漏らしてしまった場合、信頼を失うだけでなく、最悪訴えられる可能性もあります。
人に迷惑になるような「匂わせ」をしていいことはほとんどないということがわかると思います。
「匂わせ」をしてしまう心理
・相手より自分が優れていると思わせたい
・自分が人(友人や恋人、家族)に恵まれている、愛されていることを示したい
・自分を実際よりもすごい人だと思わせたい
・自分が人より幸せだと思わせたい
受け取る側の「被害妄想」の場合もある
ただ、あまりに気を使いすぎると何も言えなくなってしまいます。例えば大学に言っている人が大学に関することを書いただけで「大学に行っていることを自慢しているのか」とか、子供や夫に関する幸せな出来事を投稿しただけど「子供や夫のことを自慢しているのか」と言われてしまうこともあります。
相手を不快にさせないことは仕事を円滑に進めていくうえで大事なことですが、投稿しても問題ないことを気をつかいすぎて投稿せずに終わってしまうのはもったいないです。だからこそ「書いていいこと」「書くべきではないこと」の区別をつける判断力を保つ必要があります。
「匂わせ」をしないためには?判断力や想像力をみがいて、気持ちよく情報発信しよう
では、「匂わせ」をしないためにはどうしたらいいのでしょうか。
・見た人がどういう気持になるか見てから投稿する。
・その投稿をしたことによって、誰かに迷惑がかからないか考える。
・外に出してはいけない情報が入っていないか考える。
人に迷惑がかかる「匂わせ」をしないということは、他の人に配慮することでもありますが、何より自分を守ることにつながります。判断力や想像力をみがくように心がけましょう。