録画視聴が当たり前となり、もはやリアルタイムでテレビを観る事も少なくなっている昨今。一昔前は、放送時間の前にお風呂やご飯を済ませ、目当ての番組を万全の体制で視聴したものですが、いまや放送時間に縛られない視聴スタイルがスタンダード。便利な世の中になったものです。
録画視聴の場合、便利な事がもうひとつ。番組の間に流れるCMを飛ばして観る事ができます。これはこれでもちろん便利ではあるのですが、CMはある意味、非常に秀逸な映像作品でもあるワケで。これを見逃していると思うと少しもったい無い気もします。そこで今回は、懐かしさ満載の昔のCMの中から、印象的だった、特に女優さんの可愛さが際立っていた作品を5本選んで紹介したいと思います。当時を知る世代の方には、「あったあった!」「懐かしい!」と共感して頂けますと幸いです。
(動画付きの元記事はこちら http://www.vip-times.co.jp/?p=113906)
ライオン ソフトインワン(薬師丸ひろ子 1989年)
まずは、1989年に放送されていた、ライオンの商品「Soft in 1(ソフトインワン)」から、薬師丸ひろ子さんの出演されていた作品。「ちゃん・リン・シャン」といえば、思い出す方も多いのではないでしょうか?もちろん今でもお美しい女優さんですが、当時のCMでの爽やかな可愛さは、あの少し鼻にかかった特徴的なお声とともに心に刻まれています。
P&G クレアラシル(広末涼子 1995年)
そしてお次は、スーパーアイドルから名女優へと成長を遂げた、広末涼子さんのデビューCM。洗顔料「クレアラシル」のCMです。CM内容としては、特に何か特徴的なセリフがあるわけでもなくシンプルなものでしたが、とにかく広末涼子さんのピュアで元気で爽やかな笑顔が印象的。はじけるような笑顔とはまさにあの笑顔の事を言うのでしょう。その後、docomoのCM「広末涼子、ポケベルはじめる」で大ブレイクとなりますが、個人的にはこのクレアラシルのCMのインパクトが忘れられません。
JR東海 クリスマスエクスプレス(牧瀬里穂 1989年)
クリスマスの時期になると、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」と共に流れる非常に有名なCMです。深津絵里さんの少しすねた顔での「バカ・・・」もとてもキュートで可愛いかったのですが、今回プッシュしたいのは、1989年に牧瀬里穂さんが出演された作品。セリフはありませんが、改札から出てくる彼を柱の影に隠れて待つ彼女の表情たるや、もはや可愛さの極み。あんな表情で待たれたら男性は一発で落ちてしまうでしょう。そして、深津絵里さん、牧瀬里穂さんは、2000年の星野真里さんver.のCMに再度出演されています。当時のCMを知る年代にはたまらない演出でした。
ナショナル イオントリートメント(水野真紀 1993年)
「きれいなおねえさんは、好きですか?」。CMから生まれたこの名セリフを知らない方はいないのではないでしょうか。その初代「きれいなおねえさん」が水野真紀さんです。その後、様々な商品でこの「きれいなおねえさんは、好きですか?」のCMは流れる事になりますが、CMが流れるたび、そして「きれいなおねえさんは、好きですか?」と問われるたびに、心の中で「はい。」と答えていた男性がどれだけ多かったことか。
コーセー ルシェリ(水野美紀 1992年)
そして今回紹介させて頂くCMの最後は、1992年に放送された水野美紀さんが出演された化粧品「ルシェリ」のCMです。唐沢寿明さんとの共演、そして「ねぇ、チューして」の名セリフといえば思い出す方も多いのではないでしょうか?水野美紀さんの甘えた声で「ねぇ、チューして」。衝撃的でした。当時にしてあの可愛さと色気・・・。その後大ブレイクして名女優となる才能の片鱗は、あの時点で既に開花していたようです。
というわけで、1980年代から1990年代に放送されていた懐かしのCMの中から、特に女優さんの可愛さが印象的だった作品を5本選んで紹介させて頂きました。いかがでしたでしょうか?もちろん今回紹介しきれなかった作品の中にも、魅力的なCMはたくさんあります。鷲尾いさ子さんの「鉄骨娘」、宮沢りえさんの「すったもんだがありました」などもとても印象的でした。
きっと今この時にも、10年後に名作と呼ばれるCMが放送されているはずです。録画が主流となり、CMが自由に飛ばせるようになった今だからこそ、あえて“CM”に注目してみるのも良いのではないでしょうか?
記事:猫狸犬虎