映画やドラマの俳優さんや女優さんと違い、舞台俳優さんは、お客さんたちの前で、生で演技を披露するお仕事です。
では、舞台俳優には、一体どのような人がむいているのでしょうか?
コミュニケーション能力と協調性のある人!
舞台俳優に必ず求められるのが、協調性です。
なぜなら、舞台は1人だけでは成り立たないからです。
1人芝居のような舞台でも、必ず演じる俳優さんの他に、何人ものスタッフさんがいます。
たくさんの人たちが力を合わせて、ひとつの作品をつくり上げていくのです。
コミュニケーション能力と協調性は舞台俳優に必要不可欠です。
舞台への情熱と忍耐力がある人!
舞台で活躍している俳優さんたちは、だいたいの人が下積み時代を経験しています。
ほんの一握りの人たちは、運よくすぐに活躍できるかもしれませんが、多くの人たちはちょっとした役、裏方からコツコツ経験を積んで、やっと舞台への出演や主役の座をつかんでいます。
それまで演技を続ける情熱と忍耐力を兼ね備えているかが、舞台俳優への向き、不向きを大きく左右します。
そして、忍耐力という点では、舞台は映画やドラマと違い、稽古が必ずあります。
ときには、夜を徹して練習することもありますし、長期的な稽古のときもあります。
稽古に休まず出てこれるかという点でも、忍耐力はとても大切です。
アクシデントに動じない人!
舞台は、映画やドラマと違い、本番一発勝負です。
ちょっとしたアクシデントが起きてしまうこともあるかもしれません。
そんなアクシデントにも動じずに上手く対処できる人が、舞台では活躍できます。
また、一緒に演じる人が、セリフが飛んでしまったり、自分もセリフを間違えてしまったり・・・
というときに、さりげなくフォローできる頭の回転のよさも大切といえるでしょう。
体力があり、健康管理がしっかりとできる人!
舞台の仕事は体力勝負です。
稽古もありますし、長いときは1カ月以上公演が続くこともあります。
大きな声でセリフもしゃべらなくてはなりませんし、観ている人に伝わりやすくするため、
大きく動作もします。
ひとつの公演を成功させるためには、多大な体力を必要なのです。
日頃から体をよく動かして体力を養い、健康面にも気をつかうことが大事です。
いくつか舞台俳優にむいている気質をご紹介しましたが、なにより1番大切なのは、演じることが好きという気持ちです。
自分の演技で、観ている人たちを感動させたい・・・この気持ちを持ち続けられる人が、いつか舞台の中心で輝くことができる人なのでしょう。
いつまでもこの気持ちを忘れずに、自分の夢へと突き進んでくださいね。