• 2017年08月28日

一角の声優として自分プロデュースしていくコツについて

画像

現代では、好きなアニメや映画の吹き替えをしてみたい!、テレビのナレーションにチャレンジしてみたい!と憧れる若者が増えてきています。
声優になりたいといっても、声の出し方や歌い方、演技のテクニックなどマスターしなければいけないことはたくさんあります。
今回はそんな声優業を目指している方に、プロの声優として自分プロデュースしていくコツについて紹介していきますね。

声優の養成所に通うメリット

声優を目指している人は、必ずといっていい程養成所に通って修行を積んでいます。
もちろん自己トレーニングも大切です。

しかし、これはどの業界でもいえることなのですが、基本的なフォーム(形)が整っていないと、悪いフォーム(癖)がどんどん身についていってしまいます。
自己流のレッスンだと、自分のどこが悪いのか?改善すべき点はどこなのか?何をどうしたら悪い癖が改善されるのか?といったことがわかりません。
そうなってくるといくら長い時間レッスンを積んだとしても、才能が伸びずにずっとプロにはなれないといったことで悩んでしまうでしょう。

例えば週に数回のペースでプロのヴォイストレーナーの元でレッスンを受けていけば、悪い癖も少しずつ修正していけるし、自分の声の生まれ持った個性を伸ばしていくことだって可能です。
自己流の訓練ではどうしてもプロの声優になるために必要な専門的なスキルをマスターしていくことは難しいので、声優の養成所に通いながら稽古を積んでいくようにして下さい。

よく響く声が出せるようになるためには?

魅力的な声とは、よく響く声です。
よく響く声とは、胸に響く、鼓膜に響く声です。
声は音波として空気中に伝わる振動を利用して出していきます。
この空気中に伝わっていく音波の振動の変化を上手く聞き分けながら、自分で声を調整していけるようになることが大切です。
例えば、アニメの作品の台本を呼んだ時に、プロの声優と素人と下記のように違いが出てきます。

●プロ
発する声の中に、発声と共鳴と演技といった表現が入っている

●素人
ただの発声

このようにプロの声優の場合には、発する声の一言一言に魂の共鳴や演技といった感情や表現力が含まれているのですが、素人の場合には、ただ台本を感情を込めずにそのまま読んでいるだけの状態です。

声を響かせるためにはまずはよく通る声作りから始めないといけないので、声優の養成所で体造りとしてヴォイストレーニングのレッスンを受けてみて下さい。
ヴォイストレーニングのメニューには、大きな声を出す訓練だけでなく複式呼吸の練習や滑舌の練習といった風に様々な訓練法があります。
声を美しく響かせるコツとしては、耳をはじめとする感覚器官によって発声と発音を調整していく器官を磨いていくことが大切です。
そのためには耳やその他の感覚器官を鍛えるために、普段からより多くの音に触れる機会を作ることが大切です。

テレビやステレオ、音楽プレーヤーからの音だけでなく、生のオペラ演奏や舞台、ライブを観に行って、耳を鍛えていくことも大事です。
そして、自分の声が空間をどのように伝わっていくのか?といったことを察知するためにも、基本的に発声練習は、騒音のない静かな部屋で行うことが大切です。
静かな部屋の中で、自分の声が空間をどのように伝わっていくのか?といったことを体験していきながら訓練を積んでいって美しい声が響かせることができるように頑張って下さい。

プロの声優の真似について

個性的で魅力的な声を出すためにと、よくプロの声優の声の出し方や声色を真似する人がいますが、真似をすることによって、プロの声優と自分との声の違いのギャップに失望してしまうかもしれません。

しかしそれは当然のことで、プロの声優と自分とでは、声帯の造りも肺活量も生まれ持った声の質も異なるからです。
声優の訓練で大切なことは、自分の素質にマッチした方法で行うことです。
それによってオンリーワンで魅力的な声を発声することができるようになります。
声の質を高める訓練法としては、下記のようなメニューを組んで行うと良いでしょう。

●呼吸
●発声
●レガート
●調音
●発音
●ヴィヴラート
●声域
●声量
●ミックスヴォイス

人によっては、低い声を出すのが得意だったり、高い声の方が出しやすいといった場合もあります。
そういった個別の指導法もプロの講師に見極めて伸ばしてもらう方がいいので、声優の養成所のヴォイストレーニングやヴォーカルトレーニングで、自分の生まれ持った声の質を最大限に活かせるように指導を受けて下さい。

まとめ

今回は、魅力的な声優になるために自分プロデュースするための、日々のレッスンのコツについて紹介してきました。
声優になりたいのだけれど、何から初めていいかわからないといった方でも、今回紹介した声の表現方法や声の響かせ方、自分の生まれ持った声の質を活かす訓練を続けていくうちに、少しずつプロの道へと近づいていけるのではないでしょうか。

そのためには声優の養成所に通いながら、自分の声の長所を活かせるように指導してもらったり、短所を補う訓練を積み重ねていくことが大切です。
声優の養成所ではヴォイストレーニングだけでなく、演技やヴォーカルレッスンも受けることができるので頑張ってプロの道を目指していって下さいね。

この記事を書いた人:nekonikonbanha