モデルになるためには、どんな努力をする必要があると思いますか?
今回は、モデルになる方法を「ルート」「勉強」「レッスン」の3つの観点からお伝えします。
モデルになるには、どんなルートがあるの?
オーディションを受ける
・雑誌の専属モデルオーディションに応募する
特定の雑誌のモデルを募集するために開催される専属モデルオーディション。
確実に自分の好きな雑誌のモデルになれるチャンスですが、全体的に数は少なく、求められるレベルが高いです。「Seventeen」などの毎年オーディションを行う雑誌もありますが、不定期な雑誌もあります。自分がモデルになりたい雑誌・自分に合った雑誌のオーディションを逃さないよう、こまめに情報をチェックしましょう。
また最近は、専属モデルではなく読者モデルを定期的に・もしくは常時募集している雑誌は結構あります。あわせて募集をチェックしてみましょう。
・事務所の所属オーディションに応募する
モデルをマネジメントしている事務所に所属し、レッスンを積んだりモデルとしての仕事をもらったり、という方法もあります。こちらも所属は簡単ではありませんが、特定の雑誌の専属モデルよりはハードルは低いかもしれません。ぜひ一度、モデルをマネジメントしているプロダクションや、モデルを募集しているオーディションを調べてみてください。
好きなモデルさんが所属している事務所を調べてみてもいいかもしれません。
アイドルがモデルとしても活躍
女優などに比べると芸能界の別業種からモデルに転身する例は少ないのですが、ここ最近はアイドルが雑誌のモデルとして活躍する例が多い印象があります。両方に興味がある方は、チャンスの幅を広げると思ってアイドルのオーディションなども積極的に受けてみることをおすすめします。
実際にこのルートでモデルとして活躍している例をご紹介します。
小嶋陽菜
AKB48在籍中から雑誌「MAQUIA」専属モデル、「Sweet」レギュラーモデルとして活躍中。
篠田麻里子
AKB48在籍中から2018年7月まで雑誌「MORE」の専属モデルを約10年間務めた。
鈴木愛理
℃-ute在籍中から「Ray」専属モデルとして活躍中。
牧野真莉愛
モーニング娘。’18メンバー。「ラブベリー」専属モデルとして活躍中。
佐々木莉佳子
アンジュルムメンバー。「ピチレモン」「Seventeen」専属モデルとして活躍中。
乃木坂46はメンバー10人以上が専属モデルとして活躍、欅坂46メンバーも専属モデルに
また、乃木坂46はグループからファッション誌の専属モデルになる人がとても多いことで有名です。メンバーと専属モデルだったことがある雑誌をまとめてご紹介します。
白石麻衣「Ray」「LARME」、齋藤飛鳥 「Sweet」「CUTiE」、松村沙友理・山下美月(・橋本奈々未)「CanCam」、西野七瀬「non-no」、川後陽菜「Popteen」、北野日奈子「Zipper」、堀未央奈「ar」、衛藤美彩「美人百花」、久保史緒里「Seventeen」、桜井玲香「NYLON JAPAN」、樋口日奈「JJ」
ほかに、欅坂46の渡邉理佐が「non-no」、渡邊梨加が「LARME」の専属になっています。
モデルになるために勉強しておいた方がいいことは?
センスを磨く
雑誌などで着る服は基本的にスタイリストが決めることが多いですが、雑誌などでモデル本人がスタイリングする企画もあるため、当然ですがファッションセンスがない人よりはある人のほうが歓迎されます。ファッション雑誌などを読んだりショーを見ることでセンスを身につけましょう。SNSでおしゃれだなと思う人をフォローして学ぶのもいいかもしれません。
また、自分に似合う色や服の形を知るために、パーソナルカラー診断・骨格診断・パーソナルデザイン診断などを受けるのもよいと思います。もちろん撮影で着る服は自分では選べませんが、自分に合うものを知ることで、洋服のより魅力的な見せ方を提案できたり、苦手な形の服を着る際にどうしたらカバーできるかなどを考えておくことがでます。
ポージングを研究する
モデルは洋服をより魅力的に見せるためにポージングをしますが、写真では自然に見えるポーズでも実際やるとちょっと無理な姿勢が含まれていたり、撮りながら自分でどんどんポーズを切り替えていかなければならないことも多いです。
後でご紹介するレッスンで学ぶことももちろんできますが、他の人より多くのポージングのバリエーションがあると武器になります。モデルとして活躍している人の中には「自分は他の人に比べてスタイルやビジュアルがよくないので、そのぶんポージングを研究した」という人もいます。ファッション雑誌を読んだり、実際に鏡を見ながらポージングしてみたりして研究しましょう。
セルフブランディング
モデルは他の人から憧れられるような存在でいる必要があります。特に年齢を重ねていくと、外見だけしか魅力がない人は淘汰されていきます。外見はもちろん大切ですが、内面も磨いていきましょう。
またファンを増やすため、自分のどのような面をアピールすると人気につながるのか、知っている人は強いです。例えばInstagramなどでどんなテイストの写真を投稿したらフォロワーが増えやすいかなどを研究するといいですし、SNSのフォロワーが多いということはプラスアルファで活かせる“売り”のひとつになります。
モデルになるために受けたほうがいいレッスンは?
「ウォーキング」はショーでもCM撮影でも必要となる、モデルの基本です。正しい姿勢で美しく歩く必要があるのですが、日本人は世界から見ても「歩き方が汚い」「歩き方が変」と思われることが多いそう。モデル経験のある先生に、ちゃんとしたウォーキングを習うことをおすすめします。正しい歩き方を身につけることでつくべき場所に筋肉がつき、スタイルアップにもつながるかもしれません。
また、実際のスタジオでの撮影実習などを行うことでポージングや表情など自分の魅せ方を学んだりすることも勉強になります。洋服のセンスやメイクに自信がない人、より魅力的な見せ方を学びたい人は、スタイリングやメイク法などもレッスンで学べます。最近はさらに、自分のプロモーション方法などを学べるスクールもあります。
まとめ
1 さまざまなルートがあることを知り、チャンスの幅を広げる
→「モデル」オーディション一覧
→「モデル」プロダクション一覧
2 ライバルに差をつけるために行動する
3 レッスンを受ける
→レッスンTOP
→レッスン(モデル)一覧
いかがでしたか? モデルはスタイルを維持するだけでなく、さまざまなことが求められる難しい職業ですが、そのぶん多くの人に憧れられ、ときには自分が世の中の流行を生み出すことになるかもしれない、やりがいの大きい仕事でもあります。
できそうなことからでいいので、夢のために何か行動することが大切です。
また、芸能活動は遊びではなくお金をいただいて行う「仕事」です。挨拶やメールの言葉遣いなどの礼儀や、連絡をきちんとする、約束を守ることなどは、仕事をする上で絶対に必要ですので、そういった点もあらためて見直しましょう。