タレントになりたい! そう思っている方は多いと思います。そもそもタレントとは何なのか、現在タレントとして活躍している人がどういうルートを経てきたのか、どのようなことをしておく必要があるのかなど、役立つ情報をお伝えします。
はじめから「タレント」の人はほぼいない?
「タレント」とは、どんな職業の人のことだと思いますか?
実は、はじめから「タレント」という職業の人はほぼいません。
例えば俳優は「演技をする人」、歌手は「歌を歌う人」、モデルは「服を着て見せることを職業とする人」というように、端的にその職業がどういったことをする必要があるのか言い表せます。タレントは「これをやる人」という明確な定義がないんです。
というのも、現在タレントとして活躍している人たちは、はじめからタレントとして活動していたのではなく、元々芸能界の他の職業で有名になったのちにタレントとして認知される人が多いからなのです。
いま実際に活躍している人は、どうやってタレントになった?
では、いまタレントとしてテレビで活躍している人は、どんなルートをたどってタレントになったのでしょうか。
コメント力に優れ、多くの番組でMC・レギュラーを務める指原莉乃さんは、ご存知の通りAKB48・HKT48の元メンバーでした。現役アイドルのときからトーク力には定評があり、メンバーの中で初めて単独の冠番組を持っていました。
「にこるん」の愛称で親しまれる藤田ニコルさんは、nicola・Popteenを経て現在はViViと、雑誌の専属モデルを務めています。
情報バラエティー番組『スッキリ』で司会を務める加藤浩次さんと近藤春菜さんは、ともにお笑い芸人です。
こんなふうに、まずは他のジャンルで活躍し、チャンスを得てバラエティー番組や報道番組でも活躍するようになり、タレントとして認知されるケースが多いです。
俳優・アイドルなどの他ジャンルでの活動と一緒にタレントしての活動もできる、というオーディションもあります。また、事務所に所属することでタレントとしての仕事がもらえる可能性は増えます。
タレントになれる可能性があるオーディションを受ける、というのもひとつの近道です。
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ライバルに差をつけよう! タレントになるためにしたほうがいいこと
「空気を読む力」をやしなう
その場の空気を読み、求められていることを瞬時に言葉にする能力は必須と言ってもいいでしょう。
MCであれば全体をまとめたり個々に話を振ったり、話がそれたら軌道修正する必要があります。トークをする側の場合、知識に基づいた発言が求められる場合、キャラの強いコメントが求められる場合などそれぞれだと思いますが、たとえ「おバカキャラ」と言われる人であっても、タイミングを読む力は必要です。
中には本当に素で話していて絶妙に面白い方もいると思いますが、それ以外の多くのタレントさんは、空気を読むのがうまいと思います。
友人や家族との会話でも、バイトや仕事先での会話でもいいですが、どうしたらみんながスムーズに話を進められるか、自分がどう立ち回ったら相手の求めていることをできるかなど、普段から気にしてみると訓練になるかもしれません。
自分の「個性の切り口」をたくさん持っておく
なんだかんだ、何らかのキャラクターが強い人が有利な世界です。例えば「おバカキャラ」「毒舌キャラ」「ギャル」「ジェンダーレス」「大食い」など、時代ごとに流行ったジャンルもあれば、10年くらいずっと活躍している人がいるジャンルもありますよね。
自分がどのタイミングでどのジャンルに滑り込めるかわからないので、いざとなったら使える「切り口」を日頃から探しておくのがおすすめです。
性格でも、特技でも、好きなものでもいいので、自分はどういうポイントなら人より目立てるかな、ということを考える習慣を身につけましょう。
「礼儀正しく感じのいい人」でいること
バラエティー番組は、共演者はもちろんたくさんのスタッフさんと関わる機会の多い現場です。どんなにキャラクターやトークが面白くても、他の人に迷惑をかけたり不快な思いをさせる人は重宝されません。
挨拶をきちんとしてルールを守り、「また一緒に働きたい」と思ってもらえる人でいましょう。
タレントになるために必要なレッスンは?
ここまでお話してきたように、このレッスンを受けたら絶対にタレントになれる、というものはないですが(絶対になれる保証がないのはどのジャンルでも一緒ですね)、芸能総合という、芸能界で役立つことを広く学ぶことができるレッスンがあるので、そういったレッスンを受けて勉強するのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか? タレントは個性や特技だけでなく、空気を読む力や頭の回転の速さ、時代のニーズに合うかどうかという運も必要になってくる狭き門ですが、多くの人に笑顔や希望、影響力を与えられる職業です。
できそうなことからでいいので、夢のために何か行動することが大切です。
1 さまざまなルートがあることを知り、チャンスの幅を広げる
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2 ライバルに差をつけるために行動する
3 レッスンを受ける
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また、芸能活動は遊びではなくお金をいただいて行う「仕事」です。挨拶やメールの言葉遣いなどの礼儀や、連絡をきちんとする、約束を守ることなどは、仕事をする上で絶対に必要ですので、そういった点もあらためて見直しましょう。