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  • 2019年09月06日

モデルとして長く活動するには、ブレない「自分の軸」を持つことが大切

モデルの仕事をやっていく上で、自分の軸を持つことはとても大切です。「自分はモデルの仕事を通してどうなりたいのか」「モデルとして何をしていきたいのか」などのことを常にしっかりとイメージしていく必要があります。

自分の軸がしっかりあると、困った時や悩んだ時などでも問題に対処しやすくなります。モデルとしての自分の軸を持つことのメリットをご紹介します。

「自分の軸」とは「仕事を通して何を成し遂げたいか」というイメージ

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モデルに限らずあらゆる仕事で言えることですが、モデルの仕事で重要なのは、表面的な「モデル」の肩書きではなく、「モデルとして何を成し遂げたいか」です。

「自分の姿を見た人に元気になってもらいたい」
「きれいな服を着て自分を表現したい」
「社会に訴えたい思いがある」

多くの人にとって「モデルになりたい」という願望の背景にはそんな思い隠れているはずです。ここに挙げたものだけでなく人それぞれ答えは違うでしょう。

モデルの仕事をしていく上では、「モデル」の肩書きよりもこうした隠れた思いの方が重要になってきます。思いはモデルの仕事にも現れます。思いがなければそれなりの仕事にしかならず、思いがあればいい仕事ができるようになります。

そしてこうした思いはモデルの仕事の中で直面したあらゆる困難を乗り越える勇気をくれます。

大好きなモデルの仕事でも嫌なこともたくさん起こる

モデルをやっていると、本当にいろんなことを言われます。いいことも悪いことも言われます。

心の底から「素敵です」「頑張って!」と言ってくれる人もいれば、「自慢?」「調子に乗ってる」と言ってくる人もいます。

後者に遭遇した時、頭では「嫉妬でこんなことを言うんだ」と分かっていても、軸がしっかりしていないとだんだん自信がなくなってきます。自分のやっていることが間違っていて馬鹿馬鹿しくなってしまいます。そして傷ついた結果、モデルとしての道を諦めてしまう人も少なくありません。

モデルになりたいのであればいろんなことを言われることを覚悟する必要があります。しかし自分の軸はしっかりと持つようにしてください。自分の軸があれば、他人に何を言われても流せるようになります。

【筆者の経験談】自分の軸を改めて認識したら仕事が前よりも楽しくなった

筆者は「文章が書けるモデル」になりたいと思い、活動してきました。しかし今までに何度も挫折しそうになりました。

モデルをやっていると、容姿に関してたくさんのことを言われます。ありがたいことに、「モデルをやっている」と言えばだいたいの人は容姿を褒めてくれます。実際に私の姿を見なくても、肩書きだけで容姿もその人の能力も勝手に想像されることはとても多いです。

「文章が書けるモデル」を目指してモデルの仕事をする傍ら作品も書いてきました。けれどいつも褒められるのは容姿のことばかりで悩みました。一方では周りの人から「容姿でちゃらちゃら媚び売ってる」と言われたこともありました。

「文章が書けるモデル」として思うような評価が得られず、自分が仕事を通して伝えたいことは理解されず、たくさん悩み、一時はモデルの道をすっぱり絶ってしまおうと思ったほどでした。

しかし事務所の社長に「文章が書けるモデルなんて素敵なことだ。どうせ他人なんか適当なことしか言わないんだから、鈴木さんはもっと自分の軸を持つべき」と言われ、モデルを辞めるのを思いとどまりました。

社長のその言葉で「自分の軸」を持つことの大切さを実感し、もう一度モデルとして頑張ろうと決意しました。まだまだ筆者自身も成長段階ではあるけれど、改めて自分の軸を再認識しながら仕事をしている今はとても充実感を感じています。

常に自分の軸を意識する

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「自分はモデルとして何を成し遂げたいのか」
「モデルの仕事を通して自分や他人に何を与えたいのか」

モデルの仕事をする上ではこうしたことを考えていく必要があります。そしてこの考えを大切にし、一つ一つの仕事と向き合わなければなりません。

仕事への思いは自分の軸となり、支えてくれます。どんなことがあっても、モデルとして成し遂げたいことを大切にしてください。

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ライター・モデル・作家: 鈴木詩織

1990年生まれ。
2016年に一念発起し、勤めていた会社を退職。以降モデル、作家として活動を開始。
過去に3度のミスコン出場経験を持つ。
結婚後も中国の歴史小説を執筆する傍、モデルとしての仕事もこなしている。

この記事を書いた人:鈴木詩織