フォロワーInstagram25800人・Twitter11000人！女優・宮瀬アヤさんインタビュー

Instagram2万人以上、Twitter1.1万人以上のフォロワーがいて、popteenのモデルやタレント活動を経験し、今は女優として活動している宮瀬アヤさん。InstagramとTwitterの使い分けや、自分に合った投稿スタイルにたどり着くまでのことを、お仕事の経験も交えて伺いました！

宮瀬アヤです。滋賀県出身で、今は女優として活動しています。以前はpopteenをはじめとした雑誌のモデルや、タレントとしての活動もしていました。
趣味はピアノで、3～18歳までやっていました。ものづくりも好きで、服飾系の大学でプロダクトデザインを専攻していました。DIYも好きですし、バックをデザインから考えて作ることもあります。2016年にジャパンレザーアワードでグランプリをいただきました。作業してる間の集中してる時間が好きです。

ーすごい！　バッグを自分で作れるってなかなかレアですね。

nstagramはいま2万人以上フォロワーさんがいます。始めたのは2014年で、
動画をアップしたくて始めました。B612のアプリが流行っていて、それで盛った動画や、モデルの撮影のオフショットで撮った動画を上げてましたね。そのときはまだそんなにInstagramをやってる人がいなかったので、やっておこうと思って。Twitterもその前からやってたんですけど、当時はInstagramに動画、Twitterには写真を載せてました。

TwitterとInstagramを始める前にCROOZブログをやってて。そのときは今ほどSNS文化ではなかったですけど、popはブログの購読者数が多い人から撮影に呼ばれる感じだったので、CROOZをめちゃくちゃ頑張ってました。みんな徐々にTwitterに移行していったのでその流れでTwitterを始めて、その後Instagram……という流れです。CROOZの人たちって多分流行してるものをやりたくて乗り遅れたくないんですよ。だから最近TikTokも始めました。

今は、何かしら女優のお仕事につながるといいなと思ってSNSをやっています。

始めたばかりでまだ6000人くらいなんですけど、いろいろ試してみたいなと思ってます。
TikTokはおすすめがあるから、そこに載ればバッといいねやフォロワーが伸びるので夢があるな～と思います。

私はInstagramとTwitterの投稿テーマを完全に分けてます。

自分を作品にしちゃうみたいな。
Instagramは女性のほうが見てると思うので、おしゃれな写真やかっこいい写真を載せたら女性に好きになってもらえるかな……と思って。ほとんど他の人に撮ってもらった写真を載せて、アプリで撮った自撮りは載せないようにしてます。自分で投稿一覧を見たときに、他撮りのほうがきれいかなと思って。あと、Instagramを見てると「この人加工すごいな」と自分も思うことがあるので、他撮りだとそう思われる確率が下がるのかなって。

私も昔はアプリで盛った自撮りを上げたりしてたんですけど、全然フォロワーが増えなくて。今の形のほうが自分に合ってるんだなと思います。カメラマンの人に撮ってもらってそれをアップしていったり、「写真頑張ってるんだな」と思ってもらえたらいいなと。

かわいいとかあざとい系の写真を載せるようにしてます。
Twitterは男性のフォロワーさんが多くて、その方たちに喜んでもらえるような方向を目指してます。「#おやすみやせ」のハッシュタグで自撮りを載せたりとか。

同じ写真を載せることもあるんですけど、基本は分けています。

◆シンプルでカジュアルな服装が好き

Popteenに載ってたときは男ウケ担当になることが多くて可愛い系の服ばかり着てて、それ以外の服があんまりわからなくて。でも本当は黒やメガネや,シンプルでカジュアルな服が好きだし、今はそれができるのでカジュアルなものも着ています。

◆同じ服は載せない！

あとは、特にコーデの写真は1回載せた服は載せないようにしています。「同じ服着てるな」「この服しかないな」って思われるのが嫌だから、載せてない服を載せるようにしてます。部屋が服だらけです。友達と食事行くときは写真を撮るので、Instagramに載せてない服を着ていきます。

◆「どこ？感」のある場所が好き

場所はレトロな雰囲気のところが好きで。バックがレンガとか、パッとどこだかわからなくて「ここどこ？」とか「いつもどこで撮ってるの？」って聞かれるような「どこ？感」があるところで撮りたいです。

◆一覧で見たとき違う印象になるように、角度や寄り引きはかぶらないようにする

Instagramはほとんど自分を載せてるので、写る角度やアップか引きかとか、見え方を全部変えるようにしています。全部同じ角度だなという印象にならないようにしたいですし、そのほうが一覧で見たとききれいかなって。

◆色を濃くする

綺麗な色をしっかり出したくて、淡く撮られても調整して濃くします。絶対やる編集がシャープをめっちゃ上げるとパキッとするし、画質もよく見える。淡いほうが肌は綺麗に見えるんですけど、それより写真全体のクオリティーを優先しています。ｖ

◆基本1枚投稿！

写真の見た目のきれいさにもこだわっているので、複数枚投稿して写真の右上に複数枚投稿のマークが出るのが嫌で、基本1枚で投稿します。

◆ゴールデンタイムは21-24時

夜の21-24時がゴールデンタイムで、その時間が見てもらえやすいので、その時間に投稿するようにしてます。24時過ぎちゃったら載せない。

大事なのは「ブレない」ことだと思います。例えば私が今カジュアルなテイストなのに、いきなり姫系の写真をアップしたら、フォロワーさんは戸惑ってしまう。同じテイストの中でいろいろやるのはいいと思うんですが、「この人はこういう写真を投稿してるんだな」という方向性は変えないようにしてます。

やっぱりテレビに出演するとバーンと増えますね。そうじゃないときは毎日発信を続けてたら増えました。すぐに結果は出ないんですけど、ときどきじゃなくて毎日発信し続けているとフォロワーさんが増えていくなと思います。だから、SNSを頑張りたいなと思ってる人は毎日なにか発信したほうがいいと思います。

Instagramの写真を全部白枠で囲んだ横長画像にしていたことがあって。めっちゃこだわって毎回画像を切って作っていたんですが、全然フォロワー数が伸びなくて……「私に合っているのは白枠じゃないんだな」と思いました。写真を大きくしたほうが伸びたので。

そうですね、ふわふわしたイメージの人は白枠が合うのかもしれないんですけど。どうやったら自分の投稿に反応が増えたりフォロワーが増えたりするのかを見極めるのが大切だと思います。

今はバラバラですね、Instagramのストーリーは毎日アップしています。投稿のほうがキメた写真なので、「生きてるな～」「人間なんだ」と身近に思ってもらえるように（笑）。いま投稿には動画を載せないのですが、ストーリーには動画を載せることもあります。

どこに行っても「写真撮りたい」となってしまうことですね。中毒みたいなところがあって「写真撮らないと来た意味ない」とさえ思っちゃう。周りの友達もインスタを頑張ってる子が多いので、一緒にディズニーに行ってもみんな写真のことしか考えてなくて、写真だけ撮って帰ることもあります。いい写真撮れたらもうめっちゃ満足！　みたいな感じで。

一方で、そうじゃないのに付き合ってくれる友達や家族には申し訳ないなと思います。カメラやレンズも持っていくと毎回荷物が重くなっちゃいます。

あとはたまに、アンチみたいな人もいますね。「キモ」とか他の方がしてくれたコメントに「こいつ整形だよ」って書かれたり。気にしぃなんで結構ショックなんですけど、そういうのは黙って消します。

むしろ今までのお仕事はSNSがないとなかったな、と思います。先ほども少しお話したモデル時代はブログの登録者数で仕事がもらえるかどうか決まりましたし、例えばポーラスターに所属していたときも「フォロワーの多い子」として見てもらえたし、そういう意味ではSNSをずっとやっていてよかったなって思います。フォロワーさんがいてくれたおかげです。

客観的に考えても、同じくらいのビジュアルレベルで同じくらいの経歴だったらフォロワーが多いほうに声がかかると思うので。

SNS好きかどうかが大事だと思います。いくら反応をもらえるのがうれしかったり、写真が好きでいい写真を撮ったり調整するのが楽しいとか、そういう楽しみを見つけられるかが続けられるかにつながると思うので。

あります！　写真をどっちがいいっていうのは聞きますね。自分のいいと他人のいいは違うから、自分よりも人からみていいと思われる写真のほうが載せたい。信頼しているモデルの友達に「これ何点？」って聞いて、95点以上だったら載せます。

80点だったら普通、95点以上もらえたらめっちゃいいみたいな感覚です。率直に言ってくれる友達で、ひどいと32点なんてこともあるんですよ（笑）。

女優としてより活動していくために、何か自分の名刺代わりになるような実績を残したいなと思っています。

ずっと憧れているのは朝ドラのヒロインです。あと少女漫画が大好きなので、少女漫画の映像化作品に出たいです。小花美穂さんの「こどものおもちゃ」っていう漫画が大好きで、主人公の紗南ちゃん役をやりたいです。

子供の頃からドラマや映画が好きで、例えばタッチが好きで、長澤まさみさんの役に憧れて野球部のマネージャーになったんです。ドラマや映画で生きてきたようなものなので。演技をしていただけなのに、人の人生を変える可能性があるなんてなんて素敵な職業なんだろうと思って。自分もそんな存在になりたいです。

もちろん自分の意見もあるんですけど、人から見た印象がすべてだなと思ってて、人から見た印象がいっぱいあったら、それが像になっていくのかなって。ファンの人にはいろんな私を見てほしいって思ってます。私に興味を持ってくれて、いろんな印象を持ってくれるたびに面白いって思ってくれてるんだなと思って。

そういういろんな印象でできたものが芸能人なんだなと思う。「自分はこうです」って言ってるのはまだ一般人なのかなと思っていて。だからSNSでもいろんな印象を出してる、つもりです。もちろん、一本筋があって自分はこれでいく、っていう方もいると思うんですが、私はそういうものがないので、なるべく透明でいたいなと思います。そしていろいろな役ができる女優さんになっていきたいと思っています。今はまだまだですけど、そうしていつかは自分の色を出していける女優になりたいです。

今女優に向かって頑張ってるから、今見つけてくれた人は一緒に夢を叶えていける人なのかなと思っています。末永くよろしくお願いします。

ーありがとうございました！

かなり早い時期から「フォロワー数が仕事につながる」状況を経験してきた宮瀬さん。長年SNSを頑張ってきた方ならではのお話をたくさん聞けました。特に、InstagramとTwitterの、ターゲットや目的をはっきりと分けて使われている点、「どういうテイストで投稿していけばフォロワーが増えていくかは人によって違う」という点が印象的でした。
みなさんも、自分に合った投稿スタイルを探してみてくださいね。

宮瀬さんのSNSもぜひチェックしてください！
宮瀬アヤさんInstagram
宮瀬アヤさんTwitter
宮瀬アヤさんTikTok

期間：2019年10月16日（水）～20日（日）
THEATER：ワーサルシアター
作：高橋いさを
演出：森岡利行

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