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  • 2022年06月17日

フォロワー数より投稿数!三重県PRアンバサダーオーディション主催自治体、伊藤優佳さんにインタビュー

narrowでは、毎月イメージモデルやアンバサダーなど、自治体や一般企業主催のオーディションを多数掲載しております。
今回は特別企画!三重県PRアンバサダーオーディションに携わった2名にインタビューします。第二弾は、アンバサダー選考をしていた三重県庁の伊藤優佳さんです。
第一弾のトラベルジップ星野さんのインタビューはこちら

三重県PRオーディションでは、「せっかく大好きな三重県のことを紹介したのに、ファイナリストに残れなかった…」といった方も多かったのでは?
今回は、オーディションでの選考基準や、実際のアンバサダーの活動、自治体案件ってどんな人を求めているの?などなど、教えてもらいました。
主催者側の考えを知っておくと、次のオーディションに活かせるので、是非記事をチェックしてみくださいね!

三重県PRアンバサダーオーディションについて教えてください

審査するうえで重視したポイントはなんでしょう

最初は特になかったんです。
でも、投稿で競っていただく企画なので、職員たちも毎日Instagramをチェックしていました。
やっぱり投稿数が多かったり特徴的な投稿をしてくれる方は目立ったので、その中から選びたいとは思いましたね。
ハッシュタグで検索した時に何回も出てくる方は、「あ、また投稿してくれてる」と顔も覚えるので、投稿数はすごく大事だと思います。

―特徴的な投稿とはどんなものでしょうか?

例えば、アンバサダーになってもらった夏川紗理菜さんでしたら、三重県の地図を持ち出した投稿など、個性を出したものが印象的でした。
なちゃぽさんは、県も推している「安全安心の三重県」に関する投稿をしていただいていたので、企画の意図と合っていてポイント高かったです。

―逆に意図とは違う投稿の方はいましたか?

それはないですね。
ただ、せっかくのいい投稿でも投稿数が少ないと目に留まりにくいので、露出の機会を増やすことは大事だと思います。
準アンバサダーのなちゃぽさんは連日ポストしてくれていたので、毎日投稿を見ている審査側として愛着がわきましたし。
三重県に住んでいないとできないクオリティで取り組んでもらえたので、熱量をヒシヒシ感じました。

―他に気になる人はいたのでしょうか

ヨガインストラクターの「こばやしとヨガ猫ご飯」さんは気になりました。
投稿数もさることながら、三重県のいろいろな場所でヨガをするというテーマで取り組んでくださってて面白かったです。
写真も綺麗だし、「こんなところ行ってみたいな」と思える投稿の数々でしたね。

選考は複数名で行ったのですか?

Zoom面接をした職員は2名です。
でも投稿はいろいろな職員が見ていたので、「この子がいい」という意見は聞きながら、好みが偏らないように気をつけていました。
私自身も「#三重アンバサダー」を確認するのが日課になっていて、帰宅後に楽しく見ていましたし、課内では、「今日この投稿見た?」と盛り上がったりもしましたよ。

ファイナリストはどうやって選びましたか?

いろんな要素があったので、フォロワー数やエンゲージメント率、投稿数、投稿内容などを点数化して選んだという形ですね。
これはあくまでファイナリストまでで、最終のアンバサダー決定では違いました。

最終的なアンバサダーの決め手はなんだったのでしょう?

最終的には面接のやりとりで選ばせていただいた形です。
実際にお話をしてみた感じで、三重県への愛情や熱意が伝わる人には、是非やって欲しいなと。
投稿と面接で想像通りの人もいれば、いい意味で意外性のある人もいたり、様々でしたね。

―熱意のある人はどう判断しましたか?

「三重県が好きで」とお話ししてもらった時に、さらに突っ込んで「他にはどこが好きですか?」などコアな質問もしました。
それ対してにスラスラ答えてくれると、「知ってもらえているんだな」と思えて、アンバサダーをしてもらいたい気持ちが強くなりましたね。
アンバサダーの夏川紗理菜さんに関しては、本人が持っているパワーとか、三重県の良いところを伝えてくれそうな感じが面接で見て取れたんです。
アンバサダーのみなさんは三重県出身者や居住者ですが、好きな場所や取材したい場所はもちろん、それぞれが三重県に対してどういう思いを持っているかを中心にお話ししました。

三重アンバサダーに関して教えてください

今はどういった活動をしているのでしょうか?

3人には、まずPR動画への出演をお願いしました。
また、三重県では「あんしん みえリア」という、コロナ対策をしている施設を認証する制度をつくっており、その中でも優秀な取組をしている施設を紹介するweb記事を制作する際、モデルとして起用しました。
アンバサダーの夏川紗理菜さんには、三重県の各家庭に配られる「県政だよりみえ」という冊子の表紙を飾ってもらい、いいPRになりました!

―県政だよりみえの表紙にも!他の芸能人などもいる中で、アンバサダーを表紙に飾ったのはなぜでしょう?

県民の方の手にとってもらいたかったので、かわいい表紙にしたかったんです。
三重県が、「安全・安心な旅行地」であることを打ち出していく上でも候補に挙がったのは、あんしん みえリア優秀施設である伊勢シーパラダイスの人気カワウソひらりくんでした。
ひらりくんと夏川さんのツーショットだったらほんわかするだろうなと思って依頼しましたが、実際とてもかわいかったです!

―PR動画も、再生回数が順調に増えていますよね!

動画は昨年度にYouTube広告を活用したこともあり、再生回数は伸びていますね。
今年度も「あんしん みえリア」をやっていくので、アンバサダーが出演している動画を今後も活用すると思います。
去年作ったものが今年も活用できるのは便利ですよね。
あまり行動規制がなかった今回のGWでも使えるような動画も数パターン撮っていたので、今も役立っています。

―実際撮影してどうでしたか?

やはり華やかでしたね!
楽しい女子旅動画が撮れたので、ターゲット女子層に来ていただければなと思っています。
夏川さんに「県政だよりみえ」の表紙を撮らせてもらった時も、さすがの表情で華がありました。

アンバサダー企画をやってみていかがでしたか?

今はやはりSNSの時代なので、どこか行くとか旅行をするとなったらInstagramで検索をすることも多いと思います。
その点、三重県に関する投稿数が増えたのは良かったです。
オーディション中に投稿が増えたことはもちろん、アンバサダーの3人は今も三重県に関する投稿を続けて下さっているので。
どこに行こうか迷っている方に、三重県に来ていただくきっかけになればなと思っています。
また、お仕事を頼むときに、アンバサダーとの繋がりができているとお願いもしやすいので、メリットを感じました。

反響はありましたか?

自治体主催のアンバサダーの取り組みは珍しいみたいで、他県から興味を持ってもらっています。
「どんなスキームでやったのか」を聞かれたり、注目してもらったので、先進的な取り組みができてよかったですね。

企業が求める人材と自治体が求める方は違うのでしょうか

そうですね。
イメージ的には元気な方がいいなと思っていたんですけど、「県の代表」になるので、知的さも求めていました。
質問した時の返しに知性を感じるような方を選びたいと思っていましたね。
準アンバサダーの勝野南美さんは、投稿数はそこまで多くなかったので、実は私はあんまり見れていなかったんです。
でも、実際面接でお話させてもらったら三重県のことをよく知っていて、知的な感じも伝わって、非常に好印象だったのでアンバサダーになってもらいました。

narrowユーザーへのエールをお願いします

今回、観光PRの一環として、アンバサダーの募集を通じ、多くの方との観光プロモーションを展開しました。
たくさんの方に参加したことにより多くのプロモーション効果があったと考えているので、気軽にご参加いただければと思います。

―取材後記

「投稿数が多い=目に留まる機会が多い!」ということはわかってそうでもつい頭から抜けがちですよね。
もちろん投稿内容も重要ですが、見られなければ意味がありません。
審査側はすべての投稿に目を通しているものの、印象に残るかどうかは別問題です。
是非、オーディション参加し、主催者に「愛着」を持ってもらってアンバサダーの座を勝ち取ってくださいね!

伊藤優佳さんからのメッセージ

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三重県

伝存する最古の正史である「日本書紀」に"満足すべき美しい国"を意味する「美(うま)し国」と記されているほど歴史と豊かな風土をもつ三重県。
伊勢神宮、世界遺産にも登録された熊野古道、鉄板グルメの松阪牛、伊勢エビ、伊勢うどん、赤福や地ビール・地酒、鈴鹿サーキット、なばなの里、ナガシマスパーランド、志摩スペイン村といったメジャースポットから、「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」という知る人ぞ知る三重由来のモノ・コトまで、三重の「食」「風土」「歴史」「伝統」「文化」など様々な魅力があります。
【Instagram公式アカウント】 https://www.instagram.com/kankomie/

この記事を書いた人:いいむら ゆう