最近では、日本だけでなく世界中でアニメが爆発的な人気を呼んでいます。
それと同時にアニメに関わる仕事がしたいといった若者が増えてきました。
アニメに関わる仕事には、漫画家やコミック雑誌の出版社に勤務する以外でも声優があります。
声優だと実際にそのアニメの役柄になりきれるので、アニメファンにとっては大変魅力的な職業でしょう。
声優になるための訓練を積んでいる方へ、今回は声優のオーディションでは何を聞かれるのか?といった事をテーマに、面接官への上手なアプローチ方法について解説していきたいと思います。
声優のオーディションでは業界に詳しい方が有利!
声優のオーディションでは、業界の事をよく質問されます。
声優業界に詳しいのが当たり前だといった前提で質問してくるので、有名なアニメ、映画、ドラマ、小説、戯曲といった作品には、普段から目を通して内容を理解しておきましょう。
さらにそれらの作者や活躍している声優、俳優、監督、演出家などの名前もしっかり覚えておく事が大事です。
そういった声優業界の情報を知らないと、オーディションの時に面接官に質問されてもスムーズに受け答えする事が出来なくて困ります。
声優という職業に本気で憧れているのであれば、普段からアニメ、映画、ドラマ、小説、戯曲などに触れて、知識を蓄えていって、オーディションの時に何を質問されてもスラスラと応えられるようなレベルまで知識を増やしておいて下さい。
普段のレッスン内容について
オーディション時に面接官は、この人は一体どういった事が出来るのか?といった事を一番しりたいと願っています。
それはパッと見だけではわからないからです。
だから質問内容としては、
●普段どんなレッスンを受けているのか?
●レッスンを受ける以外でも自分で何か努力をしているのか?
例えば運動、歌の練習、朗読など。
●面接官もしくは監督や演出家の希望にどこまで応えられるのか?
声優の仕事でも役柄によっては、犬や猫といった動物の役柄もあります。
そんな役柄にふさわしい声優を探している場合もあるので、オーディションの時に、
「犬の鳴き真似をやってみて下さい」
と言われたら即座にできるように、普段から人間のセリフのある朗読だけでなく、いろいろな動物の鳴き真似も練習しておきましょう。
犬の鳴き真似でも、
・お腹がすいて餌を求めている時
・散歩に連れて行って欲しい時
・怒っている時
・悲しい時
といった風に、感情が伴う事によって変化が生じます。
そういった事もオーディション時に面接官に「犬が餌を求めている鳴き真似をやってみて下さい」と言われたら、すぐに対応できるように訓練しておきましょう。
意外とこういった動物の物真似は練習していない人の方が多いので、もしもあなたの特技が動物の鳴き真似だったら、そういった役柄が必要な場合に採用されやすくなります。
声優といっても役柄の幅は果てしなく広いので、普段からいろいろな役柄を演じながら訓練を積んでいって下さい。
声の領域がどれぐらい出せるのか?
声優のオーディションの場合には声の出演がメインなので、どれぐらいの声域を持っているのか?といった点や求めている役柄と声のイメージがマッチするのか?といった点が、採用するかどうかといった事の決め手となります。
声の領域も子供役、男性役、女性役、老人役といった風に幅広いのですが、どの役でもこなせるぐらいに常に訓練を積んでおく事が理想となります。
声優のオーディションで、いきなり「はい、生麦生米生卵の早口言葉を、老人女性、若者男性、女児の3種類のパターンで言ってみて下さい」といったテーマを与えられて、どれだけ声で性別や年齢を演じ分ける事が出来るのか?といった事を試される事があります。
短いセリフの中でいかに上手く演じ分ける事が出来るか?といった点が選考する際のポイントとなるので、普段から滑舌の練習を積む際にいろいろなキャラを演じ分ける訓練をして下さい。
まとめ
今回は声優のオーディションで聞かれる事をテーマにしながら、面接官に自分の魅力をアプローチしていくコツや、日々の訓練方法、採用されるコツについて紹介してきました。
声優のオーディションではとにかくバラエティなキャラの役柄を演じる事が出来る方が採用されやすいので、日々いろいろな役柄になりきって練習を積んでいって下さいね。