番組を仕切る進行役、司会者。キビキビと番組を取り仕切る司会者に憧れている方も多いかと思います。ここでは、そんな司会者が仕事をする上での心得3つをお伝えいたします。どのジャンルの司会者にも通じる心得ですので、司会者を目指す方は必見ですよ。
広い視野をもつ
司会者は、あらゆる事を同時進行で行わなければなりません。出演者とのトークでは、話しの持っていき方、オチのつけ方、突っ込み方。スタッフとの連携では、カンペのやりとりやCMの振り、訂正や速報などなど……やることが多岐に渡ります。
ですから、目の前のことだけに集中するのではなく、広い視野でまわりを見渡すようにするという心得が大切です。出演者に話を振りながらも、スタッフの指示を気にし、番組全体の進行具合をチェックする……これは、急にはできることではありませんので、普段から同時進行でものごとを進めるクセをつけておきましょう。
日常での勉強(インプット)がとても大事
番組には、色々なコーナーがあるわけで、ものごとを知らなければ番組進行も停滞してしまう恐れもあります。さらに、色々な人たちと絡まなければならないので、引き出しが多くないと話が膨らみません。番組進行・話題を膨らませるためにもできるだけ多くの知識を詰め込みましょう。知識は、芸能界のことはもちろん、政治や科学、医学といったあらゆる分野に目を通しておくことが望ましいでしょう。と言っても、専門家ではないので深く追求するよりは、浅くてもいいので幅広く知識を詰め込む方が望ましいでしょう。
深く分らなくても、少しでも知っていれば、それについて質問するという形で話が膨らみますし、少し知っているだけで会話のきっかけとなります。昨今、詰め込み教育はよくないとも言われていますが、詰め込みの利も忘れてはなりません。
事前に出演者のことを知る
自分がいくら万全でも、相手は人間です。どう出てくるかは、その時になってみないと分りません。現場では臨機応変に対応することが望まれるわけですが、出演者がどういう人かを知ることで、ある程度の予測をつけることができます。ですので、事前に出演者の情報は、頭に入れておくとよいでしょう。
誰でも日常の場面で、いきなり初対面の人と話すと、どこかぎこちない感じなると思います。しかし、司会者はそんな初対面の人でも、話を振って会話を膨らませなければなりません。ですから、だいたいの司会者は出演者のプロフィールくらいは頭に入れていますし、さらに勉強熱心な司会者は、出演者の趣味や思考や傾向なども勉強しています。出演者の情報を入れることも司会者の大事な心得のひとつです。
まとめ
司会者が仕事をする上での心得は、広い視野を持つこと、多くの知識を詰め込むこと、出演者を知ること……この3つが特に大事ではないでしょうか。司会者のバックボーンはさまざまですが、どのジャンルの司会者にも通ずる心得ですので、司会者を目指す方はぜひ参考にしてみてくださいね。