• 2017年01月31日

プロの声優を目指すための意識改革!トレーニング法3選

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最近ではアニメや漫画の普及によって声優を目指している若者が増えてきましたが、プロの声優としてコンスタンスな収入がある人は、ごく一握りのようです。
プロの声優としてコンスタンスに仕事を勝ち取っていくためには、一体どのようなスキルをマスターしていけば良いのでしょう?
今回はプロの声優として活躍していくために、美声を保つコンディショニング法から、イントネーションの学習法について紹介していきます。

美声を保つためのコンディショニング法

人間の声は、年中ずっと同じ状態という訳ではありません。
自分の耳で聞いていて、良い声がスムーズに出る時もあれば、話していて声が次第にかすれていく事もあるでしょう。
しかし、プロの声優としてやっていくのであれば、年中ベストコンディションへと整えていかないといけません。

声はのどのコンディショニングだけでなく、体調面やメンタル面の変化にも大きく影響してきます。
体の筋肉と同じで、使わないと次第に衰えてくるし、逆に使いすぎると痛めてしまって、声が出なくなってしまいます。
美声を保つためのコンディショニング法としては、下記のような事を重点的に押さえていく事です。

●毎日筋トレ、もしくは何か運動を取り入れる
●体と同時にメンタル面も鍛えていく事
●声を使いすぎて痛めないように気をつける事
●幅広くいろいろな音を真似してみる事

年中声の状態を安定させていくためには、毎日欠かさずにトレーニングを続けていく事が大切です。
ボイストレーニングや筋トレはいつでもどこでも実行できるので、日々コンディショニングに励んでいきながら頑張って下さい。

本番前のウォーミングアップ法

本番の時に自分の実力を最大限にアピールするためには、本番開始前にウォーミングアップをしておく必要があります。
ウォーミングアップも声を使いすぎてかすれさせないために、5分から10分程度に留めておくのがポイントです。
ウォーミングアップ法としては、下記のようなエクササイズがおすすめです。

①「ぐゎ、ぎぃ、ぎゅ、ぎぇ、ぎょ」、「きゃ、きぃ、きゅ、きぇ、きょ」といった鼻濁音、濁音の練習。
②「アー」と息を吐きながら、呼気の量を少しずつ増やして大きな声を出していく調音練習
③息をたっぷり吸い込んで「あっ!」と大きく声を出していくスタッカート発声練習
歯切れ良く行うのがコツです。

④仕上げは外郎売や般若心教などを読んで、舌の滑りを良くしておきましょう。

イントネーションの克服法

声優の仕事の多くは、標準語がベースとなります。
方言やアクセントの癖が強い地方出身の人にとっては、長年慣れ親しんだなまりやアクセントがなかなか抜けずに苦労する事も多いでしょう。
しかしアクセントの辞書で正しいアクセントを学習したり、テレビや映画の音声をしっかりと聴きながら練習する事によって、少しずつ標準語が身についていきます。

逆に役柄のために地方のなまりやアクセントをマスターしないといけない場合も、何度もその地方の昔話の音声やテレビや映画の音声を聴きながら真似していって覚えていく必要があります。

書いて覚える勉強とは違って、なまりやアクセントの勉強は、耳で聞いて声に出して覚えていくものなので、独学でのレッスンとなると非常に厳しいでしょう。
実際に標準語やアクセントのために開発されている教材は非常に少ないので、声優の養成所に通って専門の講師のレッスンを受ける事が望ましいです。
新しい外国語を勉強していく気持ちで、標準語や地方の方言も毎日コツコツと練習していく事によってマスターしていけるので頑張って下さい。

まとめ

今回はプロの声優になるための意識改革として、美声を保つためのコンディショニング法や本番前のウォーミングアップ法、イントネーションの克服法について紹介してきました。

人間の声は毎日同じコンディションを保っていく事は非常に難しいので、毎日コンディショングを欠かさずに鍛えていく事が、プロとして歩んでいくためのルールです。
毎日のエクササイズも慣れてきてルーチンワーク化してきたら、それが自然に生活の一部と化すので、慣れるまで頑張って続けていって下さいね。

この記事を書いた人:猫瑠璃