「あなたの魅力は何ですか?」と尋ねられて、あなたはすぐに思いつくでしょうか。
自分の魅力をいつでもすぐに伝えられる準備をしておかなければ、オーディションで受かる魅力的な自己PRはできません。
そして、魅力的な自己PRを生み出すためには、適切な自己分析で自分自身について理解を深めることが大切です。
オーディションに受かる自己PRは自己分析から生まれます
自己PRの目的とは、審査員、ひいてはこれから所属したい事務所の方に対して、自分の魅力を知ってもらうことです。
事務所によって所属するタレントの仕事が異なることと同様に、オーディションの合格基準も事務所によって千差万別です。
しかし、どのような性質のオーディションであっても、きちんと自分の魅力を審査員に伝えられなければ絶対に合格できません。そして、自分の魅力を的確に誰かに伝えるためには、まずは自分自身が自分の魅力を理解しておく必要があります。
打ち込んだ経験のなかに自分の魅力が隠れています
自己分析のコツは、過去に打ち込んだ経験を振り返ることです。
自分が過去に打ち込んだ経験のなかには、自分の魅力が隠れているからです。
例えば、映画を何十本、何百本と見ている方ならば、映画の魅力について深く理解していることが魅力になり得ます。
まずは、自分自身の過去に打ち込んだあらゆる経験を整理してみて下さい。
「小学生の頃」や「中学生の頃」など、セクション毎にまとめると効率的です。
学生の方ならば、勉強やスポーツ、そのほか、さまざまな趣味などが考えられます。
その際に、「この経験はオーディションに関係ないだろう」と勝手に判断して、除外しないように注意しましょう。
この整理は、自己分析するための材料集めだからです。
どんなささいなことでも構いません。
あなたが取り組んだ経験をひたすら箇条書きにしていくことが、自己分析の第一歩です。
自分の経験をポジティブな要素に結びつけてみましょう
材料がそろったら、いよいよ自己分析を開始しましょう。
自己分析のコツとは、自分の経験を見つめ直して、ポジティブな要素に分類することです。
例えば、映画をたくさん見ている人の場合、見たい映画をたくさん探す行動力や、映画をたくさん視聴する集中力があると言えます。
そこから派生して、好きな映画の魅力を的確に語れる方ならば、さらに高い分析力があると主張することも可能です。
その際、複数の経験に共通する魅力的な要素を見つけると、よりPRに説得力が増します。
具体的には、映画をたくさん視聴していると同時に、学業や部活でも優秀な成績を収めていることも伝えられれば、練習や勉強でも高い集中力を発揮できる裏付けになります。
まとめ
事務所がオーディションを催す目的とは、自分たちが自信を持って売り出していける魅力的な人材を探すことです。
「人は見かけによらぬもの」ということわざがあらわす通り、外から見ているだけでは、他人に自分の魅力は伝わりません。
オーディションで受かるためには、まずは自分で自分の魅力を把握して、それを自己PRで伝える努力をしてみて下さい。