• 2017年04月25日

所属事務所でここまで違う!芸能界の契約内容の例

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契約内容が所属事務所ごとに違いがあることで、所属タレントの扱い方や事務所の特性にもより違いが出てきます。
ここでは、芸能界の契約内容についての例を3つご紹介していきます。

自分がどの様な契約にあたるのか、オーディション前に確認しておきましょう。

芸能事務所の契約

芸能事務所はプロダクションと呼ばれ、所属するタレントの売り込みや教育育成を行なうことになっています。
所属するタレントやモデルは事務所と専属契約をし、その内容に沿って給料が発生する形が一般的です。

もちろん、報酬に関しては歩合や固定など、個々で内容は変わります。
しかし、プロダクションなら、仕事がなくてもある程度の収入が保証されることが多いです。
また、所属タレントやモデルの育成費用はほとんど事務所が持つ場合が多く、個人に請求されるようなことはほとんどありません。
ただし制約もあり、競合する会社の仕事は受けられないことや、自分で仕事を選ぶことも難しくなります。

タレント・モデル事務所の契約

タレント・モデル事務所は、基本的には仕事の仲介・斡旋を行う会社になります。
事務所は所属タレント・モデルに対し仕事を紹介し、マッチングがうまくいくと、手数料を差し引いた分を報酬として支払います。
仕事に関しては、それを受けるかどうかはある程度、個人に一任されることになります。

事務所と個人が対等な立場ということになりますが、仕事を受けなければ収入の保証はありません。
また、競合に対しての制約に関しては、事務所が制約を設ける場合は、報酬へその分を上乗せするなどして対処している会社もあります。

契約内容の例

事務所との契約では、ほとんどの権利が事務所に帰属する場合が多いです。
肖像権はもとより、芸名も事務所に帰属していると明記されている場合があります。

また、報酬に関しては歩合制なのか、固定報酬なのか、固定報酬に売り上げによって歩合が付くのかなども表記されています。

また、秘密保持義務などが定められていることが多く、事務所に不利になるような情報などを故意に漏らさないよう書かれています。
これは契約中もそうですが、契約後◯年間など細かく表記されていることもあります。

まとめ

事務所との契約は一度結ぶと、期間中に解除すると違約金を請求されることがあります。
契約を結ぶ前にしっかりと確認をして、疑問があれば後回しにしたり遠慮したりせずに、必ず聞くようにし、納得したうえで契約しましょう。

この記事を書いた人:ONE