• 2017年11月14日

声優になりたいなら慣れておきたいマイクの使い方

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声優の活躍の場は主にスタジオになります。
アニメや映画の吹き替えは録音スタジオで行われるからです。
その際に映画やドラマの俳優とは違う演技のテクニックが使われます。
舞台とも違う、スタジオでの独特の演技方法です。

例えば、マイクの使い方ひとつで遠近感が変わってきます。
つまり声優の演技手法としてマイクの使い方が重要なのです。
ここでは声優になって恥ずかしい思いをしないためのテクニックを披露します。

マイクに触らない

声優としてマイクを使うのは、カラオケでマイクを使うのとはわけが違います。
声優としての演技を録音するマイクは、最高のコンディションで録音できるように、その位置までしっかり決められているのです。

ですから、むやみに触って勝手に動かしてはいけません。
マイク位置の調節をしたい時には、ミキサーの方に動かしてもらうようにしましょう。

アフレコ現場のスタジオでマイクを調節するのはミキサーの仕事です。
そのプロの仕事を台無しにしないように、常に細心の注意を払って扱うようにしてください。

マイクの上手な使い方

マイクに向かう時は、基本的に自分の鼻と口の間くらいに来るようにし、親指と小指を広げたぐらいの距離で話すようにしましょう。

位置を少し変えるだけで、声の印象は変わります。
声の特徴やキャラクターのイメージに合わせて、それにふさわしい声が出せるように、日頃からいろいろと試して臨機応変に調節しましょう。

マイクの特徴として、低い位置にしたり、近付いたりすると、低音が強調されるというものがあります。
声が低い人が近付き過ぎると低音が強調され過ぎて聞き取りにくくなる事がありますから、その場合はマイクの位置を高めにしてみましょう。

もちろん、その反対の場合もあります。
マイクの特徴と自分の声質を把握して、ちょうど良い位置を探しましょう。

ノイズに気を付ける

自分では同じように発音しているつもりでも、ハ行やバ行、パ行の音を出す時は口から息がたくさん出てしまい、それが収音器に当たってノイズとなってしまう事があります。
これを「吹く」というのですが、マイクを吹いてノイズが出てしまうと、やり直しになってしまいますから注意しましょう。

それらの音を発する時には、少し下の方に向かって発音するようにしましょう。息がかからないようになります。

また、他にも気を付けるノイズがあります。アクセサリーの音、洋服がこすれる音、台本をめくる音、おなかが鳴る音などです。
このようなノイズを出さないために、細心の注意を払って録音に臨みましょう。

まとめ

ノイズを出さないようにするためにも、自分の出したい声の特徴に合わせて使いこなすためにも、日頃の練習がなくては出来ません。
頭で分かっているだけでは、本番で実践する事は難しいのです。

マイクを吹かない発声の仕方やノイズを出さない台本のめくり方、立ち位置などを研究し、最高のパフォーマンスをコンスタントに行えるよう、練習を欠かさないようにしましょう。

この記事を書いた人:nana