• 2016年06月07日

事務所オーディションぶっちゃけ話!ギャラや経費はどうなるの?

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事務所のオーディションを受ける際、最初に言われるのがお小遣いの話です。これは、合格後、養成所に通う必要がある場合、そのお金を支払う能力があるか聞いているのです。オーディションに合格後、契約を結ぶ際、養成所の話とギャラの話をされます。そして、必要経費の話に関することを言われます。そんな気になる内情を紹介します。

事務所に入るのにお金が必要?

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事務所オーディションを受ける前、会場で渡される用紙に収入に関する記載を要求されることががあります。これは、合格後にレッスン費用を捻出できるかを調べるためです。支払えなくても特待生として合格できれば、レッスン費用はかかりません。事務所によっては、事前のオーディションも有料、合格後にも宣材といって、自分をPR するための仕事用の写真を取る費用も請求されます。宣材は正しくは宣伝材料といいます。これは、事務所が仕事をあなたに斡旋するためにも使う大切な写真です。仕事のオーディションを受ける前に、事務所が宣材を先方に送ります。その写真を見て、先方が事前にチェックして、あなたを判断する基準にしているのです。仕事は、この写真から始まるといっても過言ではありません。
日頃からご両親とよく相談をして、レッスン費用やオーディション費用、交通費、宣材の費用などこれから発生するかもしれないお金の話をしておきます。

やはり気になるギャラの話

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事務所オーディションに合格した後、契約時にギャラの話をされます。働いたからと100%の金額があなたの手元に入るわけではありません。ギャラには、給料制と歩合制にわかれています。
ほとんどの事務所は歩合制です。歩合制は働いたら、働いた分だけあなたに支払われます。この時、事務所から何%か引かれます。たくさん仕事をすれば、たくさんのお金が入ってきますが、仕事が無ければ収入はゼロです。この割合は事務所によって違います。ですが、自分のギャラがいくらで、割合がいくらと公にしてはいけません。同じ現場に入って仕事をしている人にも秘密です。他の人が自分よりもギャラが多いとわかるとトラブルに発展してしまいます。
給料制では、働いた期間重視というよりも、所属する期間の長さにより支払額の基準が決まります。ずっと芸能業界にいたいと望むのなら、給料制のほうが安心かもしれません。
ギャラは、働いたらすぐに入ってくるわけではありません。大体、2ヶ月遅れくらいと考えておきましょう。すぐに貰えると勘違いしてしまわないように注意します。

必要経費って何?

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必要経費とは、事務所が必要と認めた費用を出してくれるお金のことです。事務所オーディションに合格したのだから、その前にかかった洋服代、交通費、美容代などを請求したくなりますが、それは必要経費ではありません。あなたがオーディションに合格するためにかかった費用、これから仕事を取りやすくするためにかかる費用に関しては、自分で支払わなくてはいけません。
例えば、歯並びが悪いから矯正をする、ニキビができたから治す、海外でも活躍したいから英会話を習うなど、自分磨きの目的は自費です。また同様に、おしゃれが目的のファッションにかかる代金も自費になります。
ですが、仕事を貰った上で歯並びを矯正する必要があったり、化粧品のモデルに選ばれたのにニキビ気になるから仕事先から治すように注意されたり、海外のドラマに出ることになって英会話が必要になるなど、仕事がからんでくると必要経費になります。それでも、必要経費を認めない事務所もあるのでしっかりとした事前確認が必要です。


契約であわてないために

オーディションに合格して事務所と契約。緊張の一瞬です。夢の世界にいるみたいにフワフワしているうちに、話だけがどんどん進んで後になってから聞いてないことだらけになりがちです。また、舞い上がってしまい慌てふためいて、話をキチンと聞かずに契約を結んでしまうことも。契約の際には、親同伴が基本です。おかしいなと感じたら、どんな疑問でもいいので明確にしておきましょう。のちのトラブルにつながらないように心がけておきましょう。

この記事を書いた人:佐々木恵