雑誌に登場するキッズモデルは、我が子でなくとも愛嬌があって目尻が下がってしまうもの。だけど、もしも我が子にもそのチャンスがあるなら・・・親御さんなら誰もが一度は見る夢でしょう。そんなキッズモデルオーディションの応募を迷っている方や、チャンスを狙っている方の不安を解消するヒントを幾つかご紹介します。
子どもは日々成長する 迷っているならまず応募
憧れのキッズモデルの世界ですが、飛び込むには勇気が要ります。既に事務所に所属されているお子さんならば事務所経由での応募も可能でしょうが、一般のお子さんの場合は、オーディション用紙などもご自身で用意する手間がかかりますから、親御さんは二の足を踏むのも事実でしょう。
ですが、親御さんが悩んでいる間にもお子さんは成長しています。まずはオーディション用紙にお子さんのプロフィールを記入することから始めてみると良いかもしれません。また、その際に用意する応募写真も侮れません。スタジオで撮影してもらうのか、日常の自然な表情をおさめるのか、お子さんの長所を引き出せる環境を考えてみましょう。
大人の履歴書と同じように、紙に起こしてみると、どんなに小さなお子さんでも客観的に見た個性が分かります。また、オーディション用紙も書き方は様々ですから、何度も書くうちにベストな形を見つけられるはずです。これが憧れの世界への一歩です。
「事前準備」はみんなに与えらえたチャンス
どのキッズモデルオーディションにも主催者側には必ず「こんな子がいい」という理想があるはずです。オーディションを受けようと決断する段階から、事前準備のチャンスは皆が手にしています。やはり、前例のあるものならば、過去にどんな子が選ばれたか?どういった主旨か?という研究はしておいた方が良いでしょう。
さらに、キッズモデルオーディションの場合はお行儀の良さも必要ですが、愛嬌や活発さなど「大人が求める子どもらしさ」が重要です。ですから、お受験のようにかしこまらず、面接などで質問された際に自由な発想で答えられるように、日頃からお子さんの想像力を育てるような会話を心がけましょう。
1度や2度の挑戦でキッズモデルオーディションに合格することは、決して簡単ではないと気楽に考え、落ちてしまった場合は「なぜ落ちたのか」ではなく「受かるために何をすべきか」を前向きに考えて次へ進みましょう。
家族みんなが成長できる経験と考える
親御さんとお子さんが乗り気でも、おじいちゃんおばあちゃんが反対をする、というケースも珍しくありません。
とはいえ、おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんを心配に思うのはごくごく自然なことです。もしもオーディションが上手くいかなかったら子どもが惨めな想いをするのではないか?モデル活動が忙しくなったら勉強が疎かになるのではないか?可愛いお孫さんだからこそ失敗のない人生を歩んで欲しいものです。
ですが、どんな経験も柔軟に吸収して成長するのが、子どもの能力です。経験は将来の武器です。その末に、お子さんがどんな道を選ぼうとも、その経験にあってこその選択です。そういった意味でも、キッズモデルオーディションへの挑戦は、マイナスにはならないことを理解してもらい、ご家族もお子さんと一緒に成長できたら素晴らしいですね。
キッズモデルオーディションは、お子さんご自身の意志がまだ明確でない段階だからこそ、お母さんを始めとする家族の協力がとても大切です。オーディションを受ける以上、合格が最終目的地ではありますが、そこへ辿り着くまでの経験も、お子さんの感性を育てる貴重な経験だと親御さんが構えていることが最良の結果を生むと考え、大らかな気持ちで臨みましょう。