事務所のオーディションに合格して、いよいよこれからと思っていたら、両親から反対されてしまいました。このまま諦めるのか、それとも反対を押し切るのか、選択に迫られます。どうすれば両親を説得できるかを考えてみませんか?
オーディションを受ける前の約束
未成年がオーディションを受ける前には、必ず保護者の同意が必要になります。
たまに問題になるのが、保護者として同意をしていた両親自身が、子どもがオーディションに受かるとは夢にも思っておらず、オーディションの結果が出てから反対に回ったパターンです。
落ちると思っていた両親の期待を裏切り、見事に合格。もちろん、あなたは事務所と契約をするつもりでいます。しかし、両親は大反対。
「そんな芸能界なんてとんでもない!」
困ったあなたは夢を捨てるか、それでも両親の反対を押し切るかの選択に迫られます。未成年者なら保護者の同意が必要条件になっています。
さて、どうやって説得をしたらよいのか考えていきましょう。
両親との距離をおく
まずは、両親を説得するために距離をとりましょう。ずっと近くにいて、お願いばかりしていると、怒られてしまうかもしれません。それよりもひとまず距離をとり、冷却期間を作ります。反対されたときは、お互いに頭に血が上りカッカしていたかもしれません。ですが、距離をとることでどうすればよいのか、方法が見えてくることがあります。
反対する両親を説得するには、感情的にならないほうがいいのです。きちんと筋道を立てて話をすれば、どこかに接点が生まれます。その接点を基にしながら、説得にあたります。いずれにしても、あなたを心配しているからこその反対なので、その点はわかってあげましょう。
事務所の契約に立ち会ってもらう
両親に契約先の確認をしたいから一緒に来て欲しいと頼みます。両親の耳には、芸能界の悪い評判ばかりが聞こえているのかもしれません。そんな両親の不安をとくためにも、有効な手段です。
もしも、その契約が確かなものでなければ、回避できる利点もあります。実際に両親も契約に立会い、事務所側の人柄に触れれば、「お願いします」と頭を下げるかもしれません。間に第3者が入ることで、話はスムーズに進むことが多いのです。すでに芸能関係の仕事をしている知人に頼んで、両親の誤解をとくため間に入ってもらうこともひとつの方法です。
交換条件を出す
よくある問題解決方法として交換条件があげられます。事務所の契約を認めてもらうかわりに、言われたことの約束を守る、勉強をがんばる、帰宅時間を守るなど、具体的に条件をあげていきます。反対している両親をオーディションに受けさせてもらえたのも、交換条件を出したからなのではないでしょうか。
その代わりに交換条件は、必ず守りましょう。約束事を破ってしまうと、よい結果になりません。だからこそ、交換条件として出す約束事は守れることにしましょう。あまりにもできないことばかりを約束してしまうと、辛くなってしまいますよ。
説得は長期戦を覚悟しましょう
オーディションに合格してから事務所での契約まで、いつまで待ってもらえるかによりますが、短期間で答えが出る問題ではないので、長い眼で説得にあたりましょう。両親がどんなことの何に対して反対しているのか、じっくりと聞き出し対策を練ります。
仮に今回のオーディションが流れてしまっても、また次のチャンスがあるから大丈夫、くらいの余裕は持っていたいですね。
ただしどのような結果になるにせよ、せっかく合格を出してくれた事務所に対しては誠心誠意対応するようにしましょう!