ニューヨークのブロードウェイ、オフ・ブロードウェイに行ったらまず驚くのがミュージカルの公演数の多さと、公演回数の多さ。日本の規模とは比べ物にならないくらい大掛かりのものや、小規模だけど圧倒的な表現力だったりと、表現者としていずれはここに立って脚光を浴びたいと思うそんな目標の地です。あなた自信が芸能界で自分を表現しなければいけないのであれば、海外ミュージカルを観ることは財産となるでしょう。
「SMASH」に見るミュージカルサクセスストーリーとは。
憧れのブロードウェイの主役争奪戦をめぐり、オーディション、騙し合いと駆け引き、恋愛、妬み、制作費の獲得など多くのお困難を乗り越えて1つの作品を作り上げていく物語です。
ニューヨークのショービジネスの仕組みや、熾烈さをみるとともに、どうすればオーディションの情報がはいるのか、成功するために必要な要素を、主人公2人の生活を通して垣間見れます。
海外進出を目論むのであれば、一度みて思いを膨らませましょう。
社会的メッセーを音楽と踊りに乗せて訴える。
凝った演出、衣装に、踊りはただ楽しいだけではなく、社会的な課題を広く表現する場として大きな役割を持っています。
1996年からオフブロードウェイからスタートして12年4ヶ月、ブロードウェイでも上演された「RENT」では、今までミュージカルの世界では敬遠されていた、セクシャルマイノリティー、エスニックマイノリティ、麻薬中毒とHIVとエイズの人々の話題を幅広く取り上げ構成された画期的な作品です。特に、自分たちの生きる場所を守るために支配的富裕層を渡り歩く姿は、今でも根深い話題です。
2013年から話題を呼び、日本でも日本人キャストで公演される話題作「Kinky Boots」です。経営不振に陥った女性向け靴を作る老舗靴工場の息子が、ドラァグクイーンと出会い、ドラァグクイーン専用のキンキーブーツ工場として生き返るドラマです。全編で、セクシャルマイノリティへの差別や偏見を捨て去るという部分がメッセージとして描かれています。この作品の音楽の作詞・作曲は全て歌手のシンディー・ローパーが担当したことでも話題を呼んでいます。
一人で何役もこなす。
「マンマ・ミーア!」や「美女と野獣」などのロングランミュージカルは特に、1つの作品で一人何役もこなすことがあります。できる役の幅が多数ないと実現しないことです。広い意味で同じ芸能人として表現を生業にするのであれば、ぜひ見習いたい要素でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?国内でミュージカルを鑑賞するのもいいですが、一度は話題のミュージカルを本場で、かつ英語で見に行くのは良い刺激になるのではないでしょうか。世界の中でも一流のプロの仕事に触れて、あなたのモチベーションも上がり、人生において財産となることは間違いないはずです。