メインビジュアル
  • 2022年11月11日

声優事務所ってどんなところ?レッスンは?マルパソヴォイス所属者5名にインタビュー!

narrowでは、芸能人の卵を応援すべく、多くの事務所が登録しています。
そこで、今回は声優事務所であるマルパソヴォイスから、実際に所属している5名にお話を伺いました!
知り合いの紹介で所属した守山さん、山内さん、竹内さん、池田さん、最近入ったばかりの片桐さんをお迎えしました。(以下敬称略)
「事務所所属に興味はあるけどなんか怖いし…。」「入りたいけど勇気がでない!」「フリーと何が違うの?」そう思っている方必見の内容です。
事務所に入っている人も、入っていない人も、他の人はどんな活動をしているのか気になりませんか?
是非記事を読んでいって、事務所所属へのイメージを膨らめてください!

マルパソヴォイスに所属を決めた理由を教えてください!

―守山:前にいた事務所から移籍を考えていた時に、ちょうどお世話になった人に紹介いただき所属しました。その方は別のプロダクションの方ですが、「この事務所いいよ」と言ってくれて。

―山内:私も紹介です。前の事務所では方針に従わなければならなかったんです。髪も切れず、派手なメイクもできず、フレッシュな新卒感で売り出していきたかったようで…。
事務所が売り出したい自分像と、自分がやりたいこととギャップがあることを窮屈に感じていました。レッスンの質は良かったんですが、内容が偏っていて不満が少しずつ募っていたんです。
そんな時にマルパソヴォイスでお話を伺い、代表の真砂さんのお人柄がよかったのが決め手で所属しました。

―竹内:僕も同様です。信頼のおける方から紹介を受けて、ここならやりたいことができそうだと感じました。実際入ってみて、レッスンや実際の活動に満足しています。

―片桐:私はまだ10月に入ったばかりなのですが、6月に『微々っと!デビル』の声優オーディションに参加したことがきっかけです。
真砂さんやマルパソヴォイス所属の声優の方と知り合いになり、フリーから所属しました。レッスン内容やオーディションの数、事務所の考え方が魅力的でしたし、皆さんのお仕事に対する姿勢や雰囲気が素敵だと思い決めました。

―池田:僕も紹介です。前の事務所は、自分の働きかけに対してレスポンスが鈍かったんです。
社長に連絡しても返事がなく、案件の締め切りを過ぎることもありました。
事務所の「所属者を売っていこう」という意識が低いようで、現場になかなか出れなかったですね。
「これに出たい」と意思表示しても、「まだレベルが低くて先方に迷惑がかかるからダメ」といわれたり…。

所属してよかったことを教えてください

―池田:所属したその月に、映画に出演する機会を得ることができたり、『微々っと!デビル』というオリジナルアニメ作品に出演する機会をもらえました。
前の事務所ではできなかったことが、環境が変わってすぐにできるようになったことは嬉しかったです。
オーディションも、自分で探すものだけでなく、マルパソヴォイスから紹介されるものが頻繁にあります。

―守山:前の事務所では、声優をやっていくビジョンが見えなかったのですが、マルパソヴォイスに所属してからビジョンが持てるようになりました。
オリジナルアニメの『微々っと!デビル』では、主要キャラではなくても“アニメに出演した”経験ができて現場経験をつめたのは大きかったですし、自信にも繋がりました。

―山内:自由度が高くて解放感があり、自分らしく活動できるようになりました。
自分がやりたいと言ったら、舞台にも参加できるし、自分が選んだオーディションに挑戦できるのは、楽しいです。

―片桐:所属したばかりでも、既にチャンスが広がった実感があります。
今まで自分でオーディションは探していたのが、事務所から「こんなのがあるよ」と教えてもらえるようになったのは大きいです。自分に合いそうなものは片っ端から応募して、書類選考も通ることができました。
レッスンでも色々なことを教えてもらい、身になりますし、毎週気合が入ります!

―竹内:自由度が広がったのと、レッスンも色々な人に教えてもらえるので引き出しが増えました。エキストラでもすぐに実戦で活動させてもらえるのは、嬉しかったですね。
以前の事務所では、所属2か月間で何もない状況が続いていたので。

レッスンはどうですか?

―竹内:アフレコの練習や、CMでのナレーションの練習もあります。
どのような読み方をすれば採用してもらえるかを講義してもらえることも多くありますし、複数の講師の方から別々の意見をもらえてとても勉強になりますね。
抽象的にではなく、どこが悪いのかをはっきり言ってもらえます。「ここの言い方をこういう風にすると感情がのる、聞きやすくなる」と、的確にマンツーマンのような感じで教えてもらえるのが魅力です。

―片桐:講師の方が丁寧ですね。
実際にアフレコをやった上で、個々の課題や改善点を教えてもらえます。
「この間からここが改善しているね」「これは苦手だね」と言ってもらえて参考になるし、モチベーションがあがって、日々充実していて楽しいです!
取り組んでおいた方がいい練習も明確に教えてくれるので、自宅での練習も無駄にならない実感があります。

―池田:なによりもアフレコのレッスンができるのがいいです。
講師の方も現役で活躍されている方なので、実際の収録現場の環境を知れます。
本当の現場では何度も練習が出来るものではないので、映像があってマイクがある現場に近い環境でレッスンするのは、本番を想像しやすいですね。
プロダクションに入る前は、実践的な練習ができるかどうかはわからないので、この点はかなり嬉しいポイントでした。

―山内:講師の先生が、個々の声の質や、話し方の癖をひとりひとり分析してくれるんです。
その上で、適切な魅せ方を指導してくださいます。「この人にはこのしゃべり方の方が合っているけど、あなたは違うよ」とそれぞれ違う意見を下さるので、非常に参考になります。
自分の武器になる声の出し方を意識して練習できるのは、やったことが身になりやすく役立っています。
学校で教わるような、「この台本にはこのしゃべり方がいい」という一辺倒な感じではなく、自分個人の力を伸ばせるのは、すごくいいと感じています。

ー守山:講師の方が複数名いらっしゃるので、レッスン内容や課題が講師ごとに違うんです。
色んな方面からアドバイスをいただけるので、自分の得意苦手が見えやすいですね。
得意なところは伸ばせるし、苦手なところは「たくさん練習しないと」と思うので、課題が明確で、自主練もはかどります。
苦手な部分が「よくなった」とお褒めの言葉をいただけると、自分の成長も感じられます。
課題も全く負荷には感じず、改めて私は声優が好きなんだなと自覚していますね。

―マルパソヴォイスの講師紹介―

川田妙子先生
『ドクタースランプ』則巻アラレ/『フルハウス』ミシェル 等

雪絵玲那先生
『さくらももこ劇場 コジコジ』うめばち姫/『それいけ!アンパンマン』どびんむし姫、他舞台等も多数

前田剛先生
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』丸藤亮/『ギャグマンガ日和』聖徳太子、曽良、クマ吉 等

所属する前と後で変わったことを教えてください

ー山内:視野が広くなりました。以前は、仲間内でやることが多かったのですが、今は合同レッスンもありますし、現場にも出られて、色々なものを見させてもらっているという感覚があります。

―竹内:レッスンが変わったことが大きいですね。勉強の機会が増えました。

―片桐:とても充実していて楽しいですし、新しい発見もあるので日々勉強になっています、―池田:映像の仕事にかかわる機会が増えました。レッスンで、滑舌も改善しましたし、自分の声と向き合う意識が変わりましたね。

皆さんの1日のスケジュールをおしえてください

―池田:朝起きて、10時までバイトした後は、次週の課題のセリフを暗記したりですね。
あとはアニメや映画を観たりしています (笑)

―片桐:仕事をしている時間があるので、空いている時間に外郎売で活舌の練習をしています。
声優の先生のアドバイスを参考に、声を変えたり自分なりにアレンジして練習したり、ボイストレーニングにも通っています。あとはビリーズブートキャンプもしています(笑)

―竹内:バイトの後に、発声練習のための腹式呼吸をしたり、家では腹筋もしています!
あとは、レッスンの時にもらったアドバイスを自分なりに練習していますね。

―山内:レッスンは夕方6時から始まるので、昼過ぎまでアルバイトをして、発声練習や台本の見直しといった稽古の復習をしています。
前回録音した声をもう一度聞き、アドバイスを確認してからレッスンにいって、そこでまたフィードバックをもらうという繰り返しです。

―守山:アルバイトの隙間時間にボイスサンプルの文言を考えたり、実際に発声したものを録音して聞いていますね。課題で躓いたところの復習や、うまくいった所はなぜうまくいったのかを考えたりもします。体調管理が一番大事なので、元気がないときは休息もとります。

narrowユーザーへのひとことをお願いします!

―片桐:私はまだ初心者なので、事務所に入る前は不安な気持ちもありました。でも、「やりたい!」とワクワクする気持ちが少しでもあったら、飛び込んでみるといいと思います。
一歩足を踏み入れてみたら違う景色が見えると思うので、そこから判断すれば問題ありません。いいなと思った事務所に見学しに行ったり、話を聞きに行ったり行動してみるのをおすすめします。

―池田:事務所は、実際に入ってみないとわからない部分が多いと思います。
案件がたくさんあることも大事ですが、マネージャーや社長とたくさんコンタクトの取れる機会が多い事務所をおすすめしますね。
大手でも、ただ在籍しているだけという状態はやめたほうがいいかと…。事務所に入れば自動的に仕事をもらえるわけじゃないので、事務所に所属することで仕事をもらえる窓口が増えるくらいの感覚がちょうどいいと思います。
経験上、自分のやりたいことに対してNOと言わない事務所を選んだ方がいいです!

―守山:マルパソヴォイスは人数も多くないし、所属者も優しいし、レッスン後も色々アドバイスを頂けたりします。一人ひとりできることや得意なことが違うので、主観的にではなく、客観的な立場からの意見も大事だと感じています。その点、マルパソヴォイスは聞けば意見を言ってくれるひとばかりですよ。事務所所属は、一度はした方がいいと思うので、勇気をだしてみてください!

―竹内:事務所に所属すると色々な方から学べます。仕事も振ってもらえるので、即行動型の人にはおすすめです!

―山内:自分に合う事務所は外からではわからない部分はありますが、自分のやりたいことと事務所がやりたいジャンルが本当に合うのかが大事だと思います。実績や、事務所のホームページから情報収集するだけでなく、実際の所属者から話を聞いたりするのもおすすめです。
それだけ調べても実際の活動とは一致しないケースもあるので、事務所の規模は考えずにまずは一回入ってみるのがいいのかなと。想像と違っていたらやめるという手もありますし。
「入ってみたいけど…」って考える時間よりは、実際に行ってみた方が時間短縮にもつながります。頑張ってください!

―取材後記

今回は、マルパソヴォイス所属の5名にお話をお伺いしました。皆さん和気あいあいとした雰囲気で、日々、切磋琢磨している様子が感じ取れました!
実際の所属者も「まずは入ってみるべき!」とおっしゃっています。事務所所属を迷っている皆さん、迷っているならまずは飛び込んでみてくださいね!

画像

マルパソヴォイス

声優プロダクション
俳優プロダクションを併設しており、声の案件から顔出し案件と幅広い出演実績
プロの声優から直接レッスン
常にオーディションのチャンスがあり。テレビや映画、CM作品に出演も自分次第!
また朗読劇や自主制作映画を企画しており更に大きな役柄に抜擢される可能性も!

この記事を書いた人:いいむら ゆう