こんな声だって出せる!すべては訓練次第
プロの声優であれば、声の音量や声色、抑揚のコントロール法や、子音や母音の正しい発音方法をマスターしていく必要があります。
上記の内容は、プロの声優として必要最低限のレベルです。
上手な声の出し方をマスターしたら、今度は多種多様な声色、音高が出せるように訓練していきましょう。
ハイスペックな声優だと、声帯や喉、口腔の形状や容積をコントロールして、声が含む倍音を強調しながら、音程の違う二つの声を同時に発するといったハイスペックな技も使うことだって出来ます。
これは喉歌というテクニックなのですが、長く声優の養成所で訓練を続けていく事によって、普通の人とは一線を画したハイスペックな声のテクニックも学んでいく事ができるのです。
声の可能性を追いかけていくとこのように無限大なので、声優の養成所でたくさんの事を吸収していって下さい。
声には文化が根付いている
同じ人間でも、種族や文化やライフスタイルが違うと、声の響かせ方にも大きな違いが出てきます。
日本とアメリカでは、言語の声域も大幅に異なりますし、アメリカでは、巻き舌を使って発音する言葉も多くあります。
これはそれぞれの国々で異なる文化や歴史によって長年培われてきたものなので、強い個性となって声の出し方にも大きな差異が生まれているのです。
日本人にとっては、英語の巻き舌の発音をマスターするのには大変な苦労がいりますが、アメリカでは幼児でも自然な形でそれができるという事は、長年の遺伝子の記憶と育ってきた環境によるものが大きいでしょう。
声優として幅広い世界で活躍していくためには、日本国内の方言だけでなく、世界各地の言語もマスターしていった方がより仕事の幅も広がります。
言語の学習も勉強だと思うとスムーズに進まないかもしれませんが、声の文化の違いを学ぶといったスタンスで挑むと、声優としての好奇心によって自然な形でマスターしていけそうです。
声優の仕事を通して、様々な国の言語やその文化についても是非学んでいって下さい。
まとめ
今回は、声優としての声の可能性について解説してきました。
プロの声優デビューというステージにたどり着くためには、このように普通の人が出せないような声を自由自在に引き出せたり、聞く人のハートをつかめるような魅力的な声を出せるようになる事が大切です。
声優の養成所では、人間の声の可能性を広げるために様々な声の出し方について学ぶ事ができるので、飽きる事なく毎日楽しく訓練を積んでいける事でしょう。
同じまなざしを持つ声優志願仲間と共に、声優養成所でしっかり修行を積んでいって下さいね。