女優の仕事はモデル以上にハードです。
それはドラマや映画、舞台公演となると、拘束される時間が非常に長いからです。
これから女優の仕事スケジュールや、普段の訓練内容について紹介していきます。
舞台スケジュールってかなりハード!
舞台の仕事は、女優の仕事の中でも、テレビや映画の収録とは違って大勢のお客さんの前での生公演となるので失敗が許されません。
だから本番前にみっちりと稽古を積む必要があります。
例としては、
①読み合わせ
最初の読み合わせの時に、これから一緒に舞台をつくっていく仲間達との顔合わせがあります。
女優さんは、新しい仕事の度に新しい仲間とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていかないといけないので、高いコミュニケーション能力が必要となってきます。
すぐに場慣れできるように話術を磨いて、コミュニケーション能力を鍛えていきましょう。
最初の読み合わせの時に、演出家とじっくり自分の役柄のイメージについて打ち合わせをしておく必要があります。
②立ち稽古
台本(脚本)を手にして、おおまかな演技の動きも加えながらのセリフの読み合わせ稽古です。
演出家の指示を仰ぎながらの稽古になるので、演技に集中するためにも立ち稽古が行われる前に、ストーリーやセリフは全て暗記しておきましょう。
③通し稽古
実際の舞台と同じように衣装を着て、照明や音響を入れながら本番に近い環境での稽古となります。
④舞台稽古
上演の1週間前ぐらいに行う稽古で、大道具、小道具も入るのでより本格的になります。
⑤上演
舞台稽古の内容は以上ですが、舞台公演となると何度も稽古を重ねていくので、かなり期間も長くなるし緊張も続きます。
肉体的にも精神的にもバテない強さが必要となってきます。
女優として主役を張る意識があるのであれば、休みの日にはしっかり体力作りに努めて下さい。
肉体を鍛えていけば、自然と精神面も強くなっていきます。
女優になるためにマスターしておきたい事
女優になるために演劇や芸術関係の学校へ通う以外でも、芸能事務所に所属しながら、レッスンを積んでいくといった選択肢があります。
どちらでもそれなりのレッスンを積む事になるので、どんな役が回ってきても対応できるようにオールマイティーなスキルを鍛えておきましょう。
女優になるためのレッスン内容としては、
●演劇
●モダンダンスやヒップホップダンスなど
●日本舞踊
●狂言
●パフォーマンス
●ボイストレーニング
●パントマイム
●朗読
●メイク技法
●殺陣
●所作
などがあります。
芸能事務所によっては、これらのレッスンの中から自分が受けたいレッスンだけをセレクトして、その分のレッスン代だけを収めるといったシステムのところもあります。
女優としていろいろな役を演じていくためには、これらのスキルをある程度マスターしておく事が条件なので、出来るだけ若いうちから専門の講師の下で修行を積んでいく姿勢が大切です。
まとめ
今回は、エネルギッシュな女優を目指すための訓練方法について紹介してきました。
女優の仕事は、本番の演技までたどり着くまでに相当な稽古を重ねていく必要があるので、普段から体力と精神力を鍛えながら、どのような役柄がまわってきても、フレキシブルに対応できるように準備を整えておきましょう。
女優の世界は未知数な体験が多いので、いろいろな訓練を積むと共に、好奇心の目を外へ向けながら順応性を鍛えていって下さい。