• 2016年11月20日

どんな人が芸人として成功する?自分の面白さに自信が無くても芸人になるコツ

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デビューするなら黒字決算が長く続いている最大手から。借金経営の中小事務所を避けて歩きたい大きな理由は社長が常に金策に追われているからです。オーディションに受かった人材を育てて伸ばす能力が限られているのです。過去には、毎月のオフィスの家賃をどうやって払うかだけに悩まされ、借金取りからいつも逃げ回っている状態の事務所もございました。

役立つ石は長く路傍に捨てられず

筆者は商用音楽雑誌や情報誌等での執筆及び取材経験を多く持つプロのライターです。層が厚い大組織に真っ向から挑むよりも、抜け穴を探して独自のルートを編み出すことに長けています。「鶏口なるも牛後となるなかれ」の精神で活動してきましたが、最近は「役立つ石は長く路傍に捨てられず」と考えるようになってきました。紅白歌合戦出場歌手への取材経験多数。テレビ、ラジオ、雑誌出演経験を多く持つ芸能人、芸人、コンビへの取材経験多数。借金を売りにしている芸人専門の個性派某中小芸能事務所の男性社長への取材経歴もございます。

デビューするなら最大手から

デビューするなら最大手から雑誌にいつも広告が大きく掲載されている、誰もが知っている芸能事務所であるかどうかで判断ができます。個性的で面白い人が集まっていても、「借金を売りにしている芸能事務所」からのデビューは避けてください。常に磨いておきたいのは「ルックス」と「芸」です。さらに、歌手なら「歌唱力」ミュージシャンであれば「楽曲」芸人なら「トーク力」です。「面白い芸人さん」は芸は水面下でモクモクと磨いていますし、新人オーディションをテレビ企画としてそのまま放送している人もいます。また、テレビ画面に映した時に万人受けするルックスも常に確保しています。最近ではいつも髪がボサボサでルックスも冴えない大手芸能事務所に所属している男性の中堅芸人が、脚本の勉強を一から行って出直すという動きも多くなってきました。

借金経営の中小事務所を避けて歩きたい理由

ちなみに、借金を売りにしている芸人専門の個性派某中小芸能事務所の男性社長が当時構えていたオフィスは南青山の一等地でした。間取りは3LDK。全面フローリングの超豪華物件です。途中で資金が尽き、南青山から笹塚方面に移転しましたが、それでも常に資金繰りが苦しいようです。結局、運営を続けてゆくためにオーディションに受かった人材からその都度搾取するという禁じ手を使っています。オーディションに受かった直後、消費者金融の窓口に連れてゆき、借りられるだけ借りさせた後、稽古場とは別の場所に「起きて半畳寝て一畳」の不動産物件を与え、芸人として大成するまでアルバイトと職業訓練を繰り返させるというスレスレの手法で、今も個性派芸能事務所として生き延びています。憧れないスレスレの手法ですが、この方法でヒットがなく代表作もなく知名度も低いのに芸歴だけが長い芸人が生き伸びているのも確かです。

まとめ

個性派芸人コンビとして大成したいのであれば、誰もが名前を知っている最大手からデビューし、デビュー後すぐにテレビに出れば知名度は上がります。自分の面白さに自信が無くても芸人になるコツは、レギュラーの仕事を手に入れ「自分は芸人だ」と認めることです。自分で自分に内定を出すことです。人に職業を聞かれたときにすぐに答えられるようにしておくとより安心です。年間所得が10万円を割るような状態が長く続いても、居座る術を持っている人は図太く居座ります。最終的には、諦めるという選択肢すら無くなります。

この記事を書いた人:ONE