• 2017年01月12日

パントマイムのスキルを鍛えて演技派女優を目指すコツ

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演技派女優になるための訓練にもいろいろありますが、身体を使った演技力を鍛えるためにおすすめのレッスンは、パントマイムです。

pantoとはあらゆる、mimosは物真似といった意味のギリシア語になります。
身体を使ってセリフを発せずに、演技していく動作なのですが、セリフがない分、表情や身体演技だけで表現していく事になるので、全身の動きの表現力が全てとなります。
これからパントマイムの詳しい説明や、レッスン法について紹介していきます。

パントマイムの基礎をマスターしよう!

パントマイムは全身を使って演技をしていくパフォーマンスですが、まずは何かを演じる前に基本的な身体の動きをマスターしていきましょう。

★基本的なテクニック

●重心移動
人間は立っている時、歩いている時、走っている時に重心を中心、左、右と移動させながら生活しています。
重心の位置をテキパキと移動させる事が出来るようになると、パントマイムで何か演じる時でも動きが取りやすくなります。

●スピードのコントロール
早い動き、スローモーションといった動きを美しく演じ分けられるように、速く、ゆっくりのパントマイムの練習をしていきましょう。
速く、ゆっくりの動きをそれぞれ行った後には、速くとゆっくりの動きを交互に行って下さい。
そうする事によって、瞬発力もどんどん鍛えられていきます。

●様々な動物の真似
動物の真似を演じる際に鳴き声を使わない場合には、全身を使ってその動物の動きの特徴を演じていく必要があります。
普段から動物の動きを観察していきながら、真似してみる事が大事です。

女優もスポーツ選手と同様に普段からトレーニングを積んでいないと、動かなければいけない時に身体が動かない、すばやい動きや柔軟な動きが取れないといったトラブルに陥ってしまうので、芸能事務所でのレッスンだけでなく自宅でも基礎的な動きを復習していくようにしましょう。

骨格を部位別に動かしていく分解運動

パントマイムで言う分解運動とは、身体を曲げる、回す、ずらすといった骨や筋肉をずらしていく動作になります。
この3つの動きがスムーズに出来るようになるために、稼動領域を広げると同時に、コントロール能力を高めていくと、脳からダイレクトに骨や筋肉へと指令を送れるようになります。
ブレイクダンスやベリーダンスの中にもこの分解運動に似た振り付けがありますが、習得していく事によって、骨や筋肉の稼動領域が広がるだけでなく、人間の動きを超えて機械的な動きも表現できるようになります。
演技の幅を広げるためにも、是非分解運動のエクササイズを取り入れていって下さい。

まとめ

今回は演技派女優としてステップアップしていくために、身体演技能力を高めるための訓練として、パントマイムを活用したレッスン法について紹介してきました。

パントマイムも分解運動などは初心者が一人で習得していく事は難しいので、芸能事務所のプロの講師の指導の下で支持を仰ぎながら練習していく方が、正しい動きをマスター出来ます。
セリフなしでもいろいろな物が演じれるようになると、セリフが加わった時にさらにリアルに演じられるようになるので、是非演技の稽古にパントマイムを取り入れていって下さいね。

この記事を書いた人:猫瑠璃