大人気の職業・声優。あなたはどんな声優になりたいですか?今回は、声優オーディション募集から合格に導く考え方3つをご紹介します。「声が素敵で演技がうまくないとなれないんでしょ?」そんな時代ではありません。見事合格して声優になった後にもきっと役立つポイントですよ。
【その1】どんな声優になりたい?ビジョンを明確に!
声優と一言で言っても、さまざまな仕事があります。アニメ・吹き替え・ナレーションはもちろんのこと、歌手として紅白出場までやってのけてしまうのが声優です。
声優事務所には、事務所によって得意不得意があります。ナレーションを主にやっている声優さんが数多く所属しているところもあれば、アイドル声優に力を入れ歌手デビューしている声優さんがたくさんいる事務所もあります。
アイドル声優が得意な事務所には自然とそういった仕事が多く集まるものです。しかしリサーチをせずに、アイドル声優志望の人がナレーション中心の事務所の声優オーディション募集に応募し、所属してしまったとしたら…希望するような仕事にはなかなか巡り会えません。
「何でもいいから声優になりたい!」という気合いも大切ですが、所属した後のことも見据え「その事務所が何を得意としているのか?」しっかり調べて応募するようにしましょう。
【その2】今すぐできる!清潔感をアップしよう!
「声優になりたいんだ!だから容姿は関係ない!」こういう考えでは声優オーディション募集を勝ち取るのは難しいですよ。
確かにアフレコは、声だけで仕事をするもので見た目は関係ないと言えます。しかし、昨今のアニメ事情は一切顔出しNGで通用するでしょうか?新番組が始まる頃には、数々の声優雑誌で現場の様子やグラビア記事が掲載されます。あなたがアニメ制作会社の人だったら、少しでも見た目が爽やかで清潔感のある声優さんに載って欲しい、そしてたくさんの人に番組に興味を持って欲しいと思いませんか?
例えば髪型・服装・表情、これらは今からでも意識をすれば良い方向に進めることができますよね。日頃から容姿のレベルアップに注力しましょう。声優に限らず、人と関わる者として、社会人として最低限のマナーです。芸能界に入りたいのであれば尚更ですよね。自分を客観的に見て、審査員が惹かれる容姿かどうか意識してみましょう。
【その3】声より演技より「キャラクター」
声優オーディション募集はたいてい、事務所所属や養成所所属のオーディションです。新人として入るので、その時点での実力はあまり重要ではありません。
いくら演技力があっても、清潔感のない容姿であれば不合格でしょう。声質や演技力も審査対象ではありますが、一番のポイントは容姿も含めたあなたのキャラクターです。キャラクターのような声を出せって言うんじゃありませんよ(笑) 声は作らず自然な発声を心がけます。
そして、特にあなたのキャラクターが見えるのが「自己PR」です。話し方や表情であなたのキャラクターが見て取れます。審査員の目を見て、早口にならないように、そして何か1つ取っかかりのある自己PRを入れるとGOODです。
例えば、90年代に大活躍をしたとある女性声優は、オーディションのときに審査員全員にミカンを配ったそうです。そこまでやれとは言いませんが、良い意味で印象に残るのはとても有効な手段です。
いかがでしたか?声優=声・演技だと思っている人が多かったのではないでしょうか。声優である前に一人の人間として、人と人との関わりの中で大切なことがあるはずです。声優はチームワークが大切なお仕事。審査員の人に「一緒に仕事をしたいな」と思わせることが声優オーディション合格への一番の近道ですよ。