舞台やドラマや映画に出演したい! そう思っているあなたに、オーディションを受ける上で最低限押さえておきたいことをお伝えします。そんなの当たり前でしょと思う方もいるかもしれませんが、応募してくる人の中の半数近くが以下に挙げるいずれかに該当しています。なかなかオーディションに通らない……という方は要チェックです。
オーディションを受ける際に絶対に避けたほうがいいこと2つ
舞台やドラマなどに出演するためには、多くの場合、書類選考、実技審査や面談といったオーディションを経て出演へと至ります。実績がある場合は直接出演のオファーが来るケースもありますが、基本的にはオーディションを避けて通ることはできません。
本記事では、オーディション用の書類や実技審査を目にしてきた経験から、よく見かける失敗例をお伝えします。選考用の書類を作成したり、オーディションを受ける際に最低限避けておきたいことは以下の2つです。
1.誰でも言える抽象的なことしか言わない
2.書類に書いてあることしか言わない
それぞれ説明します。
1.誰でも言える抽象的なことしか言わない
書類でもオーディションで話す際でもそうですが、誰でも言える当たり前のことしか言わないのは避けましょう。
特に書類の自己PR欄に起こりがちなのですが、「やる気あります!」といったことや「この作品が大好きなので応募しました」という言葉をよく見かけます。悪いことではないのですが、応募してきている時点でやる気がないことや、作品が大嫌いということはないはずなのでこれだけ書かれても意味がありません。
書類では「この人に会ってみたい」と思わせることが重要です。そのために「あなたの人となり」を匂わせる言葉を使いましょう。審査する人は、あなたがどんな人か知りたいのです。
作品が好きということを伝えたいのならば「どの」シーンが「なぜ」好きなのかぐらいは伝えられるようにしておきたいです。それだけでもあなたの人となりは伝わります。
2.書類に書いてあることしか言わない
これはオーディションに関してです。自己紹介や自己PRなどの際、書類に書いてあることは言わなくても分かるので、別のことを伝えましょう。
「○○県出身 20歳です」だけではもったいないですよね。オーディションでは書類を読んでもわからないことを知りたいと思っています。基本的に演技の実力を見るためのものですが、どんな価値観を持っているのか、他の人とどのように関わり合いながら作品を作っていく人なのかをはかるためにやっている側面もあります。
あなたが演技をするうえで大切にしていることや、人と関わり合う上で気を付けていることなどを伝えるといいかもしれません。
書類、オーディションのいずれにしても「あなたにしか言えないこと」を伝えるようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、オーディションに応募してくる人がやりがちな失敗例をお伝えしました。もちろんオーディションは受けた人すべてが受かるということはありませんので、今回取り上げたことをクリアしたからといって、必ずオーディションを通過できるわけではありません。ですが、今回取り上げたことをクリアしていない場合はオーディションを通過できる可能性は小さくなります。
読んでいただければわかるように、どちらもそんなに難しいことではありませんよね。「当たり前に最低限クリアしておくべきこと」として捉えて頂ければ幸いです。
ライター: 綱斗
綱斗と申します。現役で役者をやっていますので、皆さんの立場を理解したうえでの記事作成を意識しています。書いてほしいテーマがありましたら是非お知らせください!
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