これからワークショップに参加する、入った専門学校や養成所のレッスンに参加する予定。でも、いままでお芝居を全くやったことがないけど大丈夫かな? というあなたへ。
誰でも最初は初めてです。どんなことをやるのか気になる、初めてだから不安……という方に対してレッスンでやられていることの例や、初めてのレッスンに行くにあたって頭に入れておきたい2つのことをお伝えします。
演劇のレッスンやワークショップでやること
演劇のレッスン・ワークショップでやられていることは、多種多様です。なぜなら、役者には様々なことが求められるからです。
レッスン・ワークショップの目的としては、求められることを高めたり、不足している部分を補うことです。行われているワークの種類はたくさんありますので、例として以下の2例を挙げます。
1.空間把握
2.意識の受け渡し
解説していきます。
役者にとって空間を把握することはとても大切です。演じている他の役者との距離感や、舞台上やカメラに映っている絵の中で、どこに立ったらいいのか意識できるようになるために必要だからです。よくやるワークとしては、10人から~15人程度で空間を歩き回って、人のいない隙間が出来ないようにするワークがあります。
役者は、相手役の人にセリフを言ったり目線を送ったりします。この際に大切なことは相手が次のアクション(セリフを言ったりすること)をしやすいようにアクションをすることです。芝居はキャッチボールを例に挙げられることがありますが、キャッチボールは相手の取りやすいところにボールを投げるとやり取りがスムーズに続きますよね。芝居も同じです。やられているワークとしては、少し離れた位置にいる相手に、声をかけて振り向かせるワークがあります。
レッスンを受けるにあたって意識しておきたいこと2つ
やられているワークを2つほど紹介しましたが、この2つはほんの一部でしかなく、多くの種類のワークがあります。そしてその多くが演劇に触れたことのない人にとっては「何のためにやっているのかわからないもの」であることでしょう。分からないことばかりで戸惑うことも多いと思いますので、以下の2つを意識して臨むことをオススメします。
1.なんのためにやっているか想像してみる
2.焦ってすぐにうまくなろうとしない
それぞれ説明します。
1.なんのためにやっているか想像してみる
取り組むワークの中には何を目的としてやっているのかわからないものもあると思います。そんな時でもなんのためにやっているのか「想像」はしてみましょう。想像した目的が正しくなくてもいいのです。考えてみることがとても大切。実際筆者も何のためにやっているかさっぱりわからなかったことがありましたが、2年後3年後に気付くことがありました。その気付きがあなたを成長させます。的外れでも構いません、考えてみましょう。
2.焦ってすぐにうまくなろうとしない
一回レッスンを受けただけで、飛躍的に演技がうまくなることはまずありませんので、焦らずに取り組みましょう。ただし、やっている間に感じたことはとても大切なことですので、メモをとったりするなど、前に進むために活用しましょう。
まとめ
今回の記事では、レッスン・ワークショップで行われている例と意識してきたい取り組む姿勢をお伝えしました。探せば様々な種類のレッスン・ワークショップがありますので、自分に合ったもの、必要なものをみつけて参加してみましょう。
ライター・俳優: 綱斗
綱斗と申します。現役で役者をやっていますので、皆さんの立場を理解したうえでの記事作成を意識しています。書いてほしいテーマがありましたら是非お知らせください!
=====
テーマのリクエストはnarrow公式Twitterへリプライ、DM、もしくは質問箱宛にお送りください。
narrow公式Twitter
narrow質問箱