気を使っている自信はあるのに、どうしてできるのニキビ!と断末魔のような叫びを上げている人いませんか。あなたが「やっている気」になっていることがまだまだ不十分だったり、自己流になっているからかもしれません。書類選考は通過したのに、いざオーディション前にニキビができていたら本来のあなたも出せないのではないでしょうか。そんなあなたのために、ニキビのメカニズムと、できてしまった時の初期対処法、そして食生活でニキビについて考えていきましょう。
ニキビができる理由
思春期特有のもので、大人になったらニキビの悩みからさよならできると思っているかもしれませんが、ニキビは毛穴になんらかの理由で、皮脂、汚れなどが入ってしまうことが原因で発症するため何歳になっても、悩ます存在です。発症する箇所は皮脂分泌が活発な、顔、胸、背中などです。
思春期のニキビは、分泌が増える成長ホルモンの影響で発症します。
Tゾーンに多く発症するのは、Tゾーンの皮脂分泌が他に比べると多いからです。他には、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が活性化されます。これは、男性だけではなく、女性にも少量ですが分泌されており大人になってからは、ストレスがかかることで分泌されることがわかっています。
これが、世に言う「大人ニキビ」の原因の一つです。
ストレスがかかるとなぜ男性ホルモンが分泌されるのか?というと、ストレス(疲労、睡眠不足、緊張状態)によって自律神経が変調をきたし、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、それを整えようといて副腎皮質から男性ホルモンを含む大量のホルモンが分泌され結果的に、皮脂の分泌が高まります。
女性は生理前にニキビができる方も少なくありませんが、皮脂分泌の作用がある黄体ホルモンが分泌されることでニキビができやすくなり、しかも発症済みのニキビも悪化しやすくなります。
できてしまったニキビへの対処
ニキビには3段階の症状があります。
1段階目 白ニキビ、黒ニキビ
正確には、白ニキビが、症状が進行して黒ニキビになりますが、どちらも炎症を起こしてない状態になります。この状態では、通常皮膚表面にあるはずの皮脂が毛穴に入り白黄色の塊(コメド)を外に出してあげることで、痕にならず綺麗に治ることがあります。
2段階目 赤ニキビ
白ニキビ→黒ニキビの段階で処理せずに炎症をした状態です。炎症を抑えることが大事になりますので抗生物質を用いた治療を行います。この段階で患部を触ってつぶしたりすると、色素沈着やクレーターができ通称「ニキビ痕」が残ることになります。
3段階目 黄ニキビ
炎症がさらに進み、毛穴の奥に膿が溜まった状態です。この状態で自己処理をするとニキビ痕が残る可能性が高くなります。綺麗な肌と言われたければ、すぐに皮膚科を受診することをお勧めします。
白ニキビ、黒ニキビの初期段階で対処をすることで、ニキビ痕のリスクも減って行くことになります。
できないために食生活改善
ニキビの多くが「過剰分泌された皮脂」が原因であることがわかりました。皮脂はストレスからくるものもありますが、多くは日々の食生活に起因することがわかっています。化学調味料、合成着色料などの食品添加物、脂分の多い食事、糖分の多い食事、塩分の多い食事、辛すぎる食事です。
食品添加物、塩分の多い食事、辛すぎる食事は、内臓に負担をかけることで皮脂分泌につながり、脂分をとりすぎると消化器で分解できなかった余分な脂は中性脂肪となり、皮脂分泌に大きな影響を与えます。
糖分をとりすぎることで、ニキビの悪化を食い止めるビタミンB群を消費してしまうため炎症が続き長引かせることにつながります。
食品添加物に注意し、「とりすぎ」「過度」にならないような食生活を心がけましょう。
まとめ
食生活を1週間ばかり変えたからといって、ニキビができにくくなるというのはとても難しいことです。過去の食生活の蓄積が今のあなたの体・肌の状態です。ただ、原因を理解し体を労わることで、少しづつ改善していきます。ニキビができてしまったら正確に早く処理をしてください、医師の力を借りることもいいでしょう。