• 2016年08月27日

この夏休みで差をつけよう!演技レッスン

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俳優や女優を目指す人にとっては演技力を鍛えるために、セリフや歌、ダンス、格闘技といった風に少しでも多くの事を吸収していきたい事だと思います。
そんな時にライバルと差をつけるのにチャンスとなるのが夏休みです。

夏休みの時間を有効に活用して、演技の稽古に磨きをかけていきましょう。
これから自分で出来る演技のレッスン方法について紹介していきます。

まずは身体能力を鍛える事から

テレビや映画の演技のシーンには、日常的な活動場面以外にも、

●格闘シーン

●泳ぐシーン、水泳、海水浴、プール遊び

●テニスや野球、スキーなどのスポーツ

●ジョギング、ダンス、マラソン、ウォーキング、ヨガ、フィットネス

といった運動するシーンも多々あります。

そういったシーンを上手に演じ切るためには、普段から様々なスポーツにチャレンジしながら体を鍛えていく事が大切です。
動き慣れていないと実際にドラマや映画の撮影で、初めてテニスのラケットを握ったというレベルでは、上手くテニスのシーンも演じこなせないでしょう。

スイミングやアスレチックジム、ダンスエクササイズ教室、ヨガやピラティス、太極拳、ボディコンバットといった教室が総合的に利用できるスポーツジムに通うのもOKですし、ラウンドワンのようなスポーツレジャー施設で遊びながらマスターするのでもOKなので、夏休みの間には積極的に運動するようにしましょう。

映画やドラマの撮影では、数か月から1年以上といった風に仕事が長引く事も多いです。
そんな時に体力と同時にメンタル面も鍛えておかないと最後まで持たないのです。
心と体が動く時にはみんな脳から指令が出ているので、実は心と体は密接に関係しているのです。

リズミカルなダンスやウォーキング、ジョギングや、ヨガを行う事によって、セロトニンという充実感を感じるホルモンの分泌も活性化されるので、体だけでなく心も強くなります。

無駄な贅肉が一切なく鍛え抜かれたボディ程美しい物はないので、TVや映画のスクリーンでより輝けるように心身共に鍛えていきましょう。

セリフを覚える術について

何か演じる際に大切な事は、セリフを暗記する事です。
セリフを暗記できない場合には、セリフを正しく言う事にばかり神経が集中してしまって、演技に力が入らなくなります。

そのためにはまずは記憶力を鍛える事が大切なのですが、人間の記憶の量はエビングハウスの忘却曲線といって学習してから時間が経過すると共に次第に忘れていく傾向があります。

ドラマや映画の撮影のためには膨大な量のセリフを覚える必要があるのですが、それを上手く暗記するコツとしては、このエビングハウスの忘却曲線の原理を参考にしながら、時間と共に忘却するタイミングに復習していく事が、忘れにくくするポイントとなります。

エビングハウスの忘却曲線では、

●20分後は42%を忘却

●1時間後には56%を忘却

●1日後には74%を忘却

●1週間後には77%を忘却

●1カ月後には79%を忘却

といったデータが出ています。

そう考えると復習しない事によってどんどん忘れてしまうという事だから、1時間後、1日後といったペースで復習する機会を積極的に作っていく事が大事です。

さらに記憶力を高めるコツとしては、台本をそのまま目で追って読むだけでなく声に出して読む、書くといった風に目だけでなく、口や耳、手といった五感を駆使しながら暗記していくと、記憶の質が高まります。

いくら演技が上手くて外見がきれいな女優でも、いつも撮影の度にセリフを間違えてカットばかりしていては、他のスタッフ達にも大変な迷惑をかけてしまい、その後に仕事が来なくなるといったトラブルにも発展しかねません。

脳も普段から使っていた方が鍛えられるので、夏休み中を活用しながら記憶術を高める訓練を積んでいって下さい。

滑舌と発音の練習が大事!

演技で大事なポイントとして、セリフを言う時の滑舌と発音が重要になってきます。
実は日本国内で、正しい発音で日本語を話している人はほとんどいません。

それぐらいに標準語や各地方の方言をマスターするという事は非常に難しいのです。
発音や地方の方言の練習方法としては、映画やドラマを録画してそれを真似るのようにする事がお勧めです。

特に映画やアニメの吹き替えとなるとプロの声優が担当している場合が多いので、正しい発音の練習が出来ます。

滑舌もはっきりしていないとせっかくの名台詞でも聞き取りにくいので、早口言葉の練習をしながらはっきりとセリフが言えるように訓練していって下さい。

まとめ

今回は夏休み期間中を利用して、演技の練習を積む訓練方法について解説してきました。
演技の練習も身体訓練から感情表現、セリフといった風にマスターすべき事も幅広いので、夏休みといった時間を有意義に活用しながら一つずつ身に付けていって下さいね。

この記事を書いた人:猫瑠璃