• 2016年11月13日

お笑い芸人が、芸を磨く理由とは?詳しく解説!

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現在、お笑いブームが来ていますね。テレビの歴史およそ60年近くの間に、お笑いブームと言うのが何回かありました。
そのトップを切ったのがコント55号、ドリフターズ、やすしきよし、桂三枝【現:桂文枝】。次に出てきたのが、ツービート、B&B、紳助・竜介、笑福亭鶴瓶、コント赤信号、ザ・ぼんち、そして次の世代が、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、そして、現在にいたってはお笑い芸人を見ない日はないといってもいいくらいのブームです。

「笑い」を探求する

雨後のタケノコのように、新しい芸人が続々と出てきますし、ネタにもそれぞれ特有の個性というものがあります。
昔は、お笑いといえば寄席、劇場、舞台が芸を披露する場でしたが、今はテレビがお笑い芸人の活躍の場となっていることが多いかと思われます。
しかし、芸人は会場の観客を笑いで沸かせた喜びが芸を磨く楽しさや喜びだと言い、テレビにはあまり出ないと言う芸人も多くいます。
このように、本来芸人は芸人の世界で「芸」を磨いたものですが、現在、芸人の活躍の場は、寄席や舞台だけでなく、映画監督、役者、テレビ司会者とそのフィールドは拡大しつつあります。

たとえば、テレビ番組の司会進行は、今やアナウンサーよりも芸人の人たちの方が多いのではないでしょうか?
元来テレビ番組の司会進行と言うのは、「視聴者に番組の内容(中味)を伝える」のが使命なのですが、その場の雰囲気や番組内容を盛り上げるために「面白いことを台本に書いていなくとも話せる人」が要望され、司会者に芸人が選ばれているという傾向があります。

そうは言っても、ただ面白いだけでは番組は成り立ちません。やはり番組をまとめていく力(能力)がなければ、番組司会は務まりませんからアドリブが上手だからと言って、司会者に抜擢されるわけではありません。日頃から、様々な事に興味を持ち情報に敏感でなくては司会業を行うことは難しいのです。

どんな道でも、それなりの成功を収めるには、ただ人気があるだけでは続きません。つまり、どんなに才能がある芸人でも、「芸」を磨かなければその「芸」はすぐにサビついてしまいます。

特定の仕事だけをしていると、まずは発想が貧困になります。自分の「芸」に対する情熱と技術が正比例するように、新しい刺激を求め新たな事にチャレンジしていくことも必要でしょうし、そうしたことに出会うことで、発想力も高まり「芸」も磨かれていくことでしょう。
これから、芸人になろうと考えている方の中には、芸人になって一流を目指そうとか、売れたら情報番組の司会者をしてみたいとか、人気があればもしかして映画監督も出来るかも・・と色々夢を持っていると思います。

ただ、「お笑い業界 = 売れる=夢がかなう」と短絡的に考えないでください。
まず「自分にとっての笑い」とは?そしてそれを「芸」としてどのように磨いていくかを、考えてみてください。
本物の「芸」を磨いてこそ、本当の成功が訪れます。まずは、自分にとって「笑い」とは何か?を探求することから、芸人の道を歩んでみたらいかがでしょうか?

この記事を書いた人:hamham55