一般的に、事務所などのオーディションに合格し、所属が決まると、各タレント(俳優、アーティスト、モデルなど)には専属のマネージャーがつきます。
では、マネージャーとはどんな仕事をするのでしょうか?
また、事務所に所属したら、マネージャーと良い関係を築くために、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
マネージャーのお仕事
1. スケジュールの管理
人気タレントの場合、一人につき一人のマネージャーがつきますが、まだ駆け出しで仕事の少ないタレントや、育成中のデビューしていないタレントの場合、一人のマネージャーが何人かを一度に担当することもあります。
まずは、担当タレントのスケジュールを把握し、仕事の予定を入れていくのがマネージャーの役割です。
また、ドラマや舞台、モデルのオーディションなどの予定も把握して、タレントがなるべく多くの仕事をとれるよう、手配するのもマネージャーの仕事です。
2. 育成
事務所に所属した時点では、多くのタレントがまだプロとしては未熟な状態です。
担当するタレントがプロとして必要なレベルに達するよう、レッスン(演技や歌、ダンスなど)を受けさせたり、アドバイスをすることもマネージャーの役目です。
3. プロモーション(宣伝)
事務所に所属したとたん、仕事が入ってくるタレントはまずいないでしょう。その前に、マネージャーが担当タレントについてプロモーション(宣伝)しなければなりません。
歌手やアーティストならレコード会社やテレビ・ラジオなどのメディアに資料を送ったり、モデルなら雑誌の出版社やショーを運営する会社に売り込みをするのもマネージャーの仕事のひとつです。
さまざまなところで担当タレントの知名度が上がれば、仕事をとりやすくなるからです。
マネージャーと良い関係を築くためには?
1. 心配事、悩みがあるときは相談する
マネージャーは何よりも、自分の担当するタレントが成功することを願っています。
親身に相談にのってくれるはずなので、仕事のこと、ときにはプライベートのことも、なるべく話すようにしましょう。
業界をよく知っているマネージャーは、友だちや家族よりも有益なアドバイスをくれるかもしれません。
2. プライベートのスケジュールを早めに知らせておく
たとえば学校に行きながら芸能界の仕事をする場合、学校行事のスケジュールや、テストの予定はマネージャーに早めに知らせておきましょう。
事前に伝えておけば、仕事の現場に迷惑をかけたり、学業がおろそかになることも事前に防げます。
他のアルバイトをしている場合や、旅行や帰省で仕事を入れないでほしい期間についても、早めに伝えましょう。
多くのマネージャーは、担当するタレントが、仕事だけではなくさまざまな経験を通して表現力を磨いてほしいと思っているでしょう。
タレントとしての仕事がそれほど忙しくない時なら、プライベートや学校関連の予定を入れたい場合、早めにマネージャーに伝えておけば大丈夫です。
3. 夢や将来のビジョンを共有する
どんなに大きな夢でも、マネージャーには遠慮する必要はありません。どんどんあなたの希望を伝えましょう。
また、こんなドラマのオーディションを受けてみたい、どんなステージに立ちたいという具体的なアイデアがあるなら、まずは話してみるべきです。
あなたの熱意がマネージャーに伝われば、マネージャーも一生懸命、あなたのために仕事を取ろうと努めてくれるはずです。
まとめ
いかがでしたか?タレントとしての成功は、マネージャーとの信頼関係、そして連携にかかっているといっても過言ではないでしょう。
マネージャーは芸能界で、あなたの最大のパートナーともいえます。
ぜひ、良い関係を築いてくださいね。