芸能事務所のオーディションは、ある意味で擬似恋愛のようなものです。初めて会う見知らぬ人に、自分を売り込み恋愛を成就させないといけません。そこで、合格を勝ち取る応募書類の作り方について、秘策を交えながら紹介します。
応募情報に嘘はいけません
自分をよくみてもらいたい、合格したい一心で、応募情報に嘘を並べてはいけません。軽はずみな気持ちで書いた嘘がやがて大きくなり、オーディションの書類選考に通ったとします。審査員はあなたに過大なる期待を寄せていることでしょう。
ところが、実際に会ったあなたの態度で、応募情報が嘘だとバレてしまったら、恥ずかしい思いをするはず。芸能事務所の人はガッカリします。さらには、嘘つきのレッテルを貼られてしまうかもしれないのです。
応募情報に書くべきこと
そこで応募情報には、どんな内容を記載するのでしょうか。紹介していきたいと思います。
応募情報には、「年齢」「体のスリーサイズ」「簡単な自己PR 」「これまでの経歴」を書き、オーディション用の写真を添付します。これらの応募情報を元に芸能事務所であなたがどんな人物かを判断するわけです。
みなさんも年齢を誤魔化したというタレントの話を聞いたことがあるかもしれませんが、彼ら彼女たちは自分の年齢を下にして申告をしています。未成年で親の許可が必要だからと、年齢を上にして書かないようにしましょう。合格したあとで、大問題になります。
体のスリーサイズは完全に正確な数字でなくても大丈夫
自分の体のラインに自信がある人なら話は別ですが、ほとんどの場合スリーサイズに自信がある人は少ないと思います。特に、育ち盛りの年齢は、スリーサイズの変更が起こりやすいもの。オーディション会場で、芸能事務所の人がこんなスリーサイズだと笑うんじゃないかと、心配になる人もいるでしょう。このサイズは完全に正確な数字でなくても、大丈夫です。
自己PRには「会ってみたいあなた」を演出
芸能事務所オーディションは、ある種の擬似恋愛みたいなものと書きました。応募書類の自己PRには、力を入れましょう。ここがあなたの腕の見せ所です。どんなことを書いたらいいのかわからない、でも合格したい、あなたのためにとっておきの秘策を伝授します。
ただ単に、歌が好きです、女優になりたい、モデル志望です。それだけの言葉は、他の人も書いています。そこで、おや?と思わせるキャッチコピーを自分に付けます。「○年○組○番○○係をしています」「歌は下手です。女優になる根性もありません。アイドルになりたいなんて思ってはいけませんか?」などなど、一風変わったコピーを用意するのも良いかもしれません。
これまでの経歴は無いと恥ずかしい?
ここで一番問題になるのが、他の芸能事務所に所属していないかです。オーディションの応募時点で他に所属がないことが、条件にもなっています。2重の所属は出来ません。それが業界のルールです。ルール違反は許されません。
応募書類で経歴を問われた時に、「他に無い」と書くとなんとなく恥ずかしい気になってしまうかもしれません。ですが、正直が一番です。足りないスキルは、オーディションに合格してから磨くことができます。それからでも、遅くありません。
求む!普通の子
オーディションで合格するには、可愛いことが必須条件と決めつけていませんか?今、業界では普通の子がいないそうです。私は取り柄もないし、ダメだなと思ってはいけません。もしかしたら、その普通の感覚こそ芸能事務所で求められている人材かもしれませんよ。