舞台は生もの。やり直しがきかない世界なので、ついつい自分のせいで問題が起こってしまわないかと思いがち。
そのせいで緊張が高まってしまうのをどうにかしたい!……でも緊張ってそんなに悪いものでしょうか?
普段から、緊張に対する悪いイメージを払しょくして、緊張すら楽しめるメンタルを作りましょう!
緊張する体をどうにかするには?
舞台で緊張しないために日常で意識することと言えば、食事・睡眠・運動。
この3つをきちんと意識することで、体の緊張を軽減することができます。
普段からできる限り、バランスのとれた食事をし、できるだけ良い睡眠をとれるよう心がけ、適度な運動をおこなう。たったこれだけのことが、なかなか難しいものです。
しかし体のケアを日常で意識することで、緊張しない体つくりを行うことができます。
しっかりとした体を作って入れば、心に余裕もできますので、緊張しないようになるでしょう。
緊張するのは悪いことではありません
緊張=悪いこと、失敗すること。
そんな風に思っていませんか?まずはそんなネガティブな感情を、日常で意識的に排除するようにしましょう。舞台というのは生もので、セリフが飛んでも、トラブルが起こっても、最後まで止めることができません。
だから、自分のせいで失敗したらどうしよう、緊張してセリフが出てこなかったらどうしようなんて思ってしまいがち。そんなネガティブな感情を持ち続けていると、せっかくの今までの稽古が無駄になってしまいます。
緊張するのはその舞台を成功させたいから、自分の努力を発揮したいからなんです。その場を自分が本気で取り組んでいることの証明なんです。そんな緊張することに対して、楽に考えるよう、普段からのイメージトレーニングが大切です。
緊張したらどうするか、対策を練っておく
緊張してしまうのはどうしようもないこと!だったら普段からいざというその時のために、対策を覚えておくのも大切です。対策を覚えておくことで、「緊張しても大丈夫!」と前向きに考えることもできるようになるかもしれません。
・体を動かす
舞台のそでで、ぴょんぴょんとジャンプしてみましょう。不思議と緊張がほぐれるんです。
緊張すると、どうしても体がこわばってしまいます。
なので、揺らしてみる、ストレッチをするというのは大変効果的です。
・作り笑いをする
笑顔を作るというのは、自律神経をよくする働きももっています。
顔の筋肉をほぐす効果もありますので、無理にでも笑顔を作ってみましょう。
緊張で震えてしまうかもしれませんが、指で口角をぎゅっとあげてでも笑顔を作ることが重要です。
笑うということは緊張とは逆に位置するものなので、笑顔を作ることで緊張もほぐれます。
また緊張しすぎてなんだかおかしくなって笑ってしまうなんてこともあるでしょう。
これもとっても良いので、とにかく笑って、緊張を吹き飛ばしましょう!
・深呼吸をする
大きく息を吸って、ゆっくり吐き出す。緊張しているとこんなあたり前な事も忘れがち。
これも舞台袖でできる、効果的な方法の一つです。
・イメージを大切にする
日常から意識することに「ネガティブな感情を排除する」とご紹介しました。
その延長と考えてください。
とにかく「成功するイメージ」を無理にでもするようにしましょう。
セリフを間違えてもなんとかなる、むしろ間違えることでいい方向に転ぶ!とか。
強く成功するイメージを持つことで、知らないうちにメンタルも鍛えられていきます。
まとめ
日常から意識したい、緊張に対する対策法をまとめてご紹介してみました。
やはり一番重要なのはネガティブな感情を排除し、成功するイメトレを行うことです。
あとは「失敗してもなんとかなる!」と思うことです。
舞台というのは、その場限りのライブ。ちょっとしたトラブルもミスも乗り越えれる心の強さを持ちましょう。
あとは共演者を信頼して、胸を張って顔をあげてみましょう。緊張なんてきっと吹っ飛びますよ!