いよいよ、オーディション当日。いろいろと準備もしてきて、いざ…!そんな時に顔を表すのが「緊張」という魔物。これだけはどんなに頑張っても太刀打ちできない……そんな風に思っていませんか?100%の解決法はないかもしれないけれど、その緊張を少しでも和らげる対策があれば、知っておいて損はありません。オーディション当日に、あなたをアシストする、緊張をほぐすための対策方法を、ご紹介してみましょう!
人間の脳はあっさりと騙される
緊張で胃が痛い、目まいがするし震えが止まらない…。それって「緊張」していることを意識しすぎて、わんこそば状態に緊張が積み上げられていくからなんです。そこで、そんな人間の深層心理を逆手にとって、自分をだましてみるというのはどうでしょう?人間の脳は面白いほどに「思い込み」に騙されます。だって「今日はとても楽しい」「今日はとても素敵だ」そんな風に口にするだけで、自律神経が整うんです。そんな簡単なことで?と思いますよね。だったらプラスのキーワードで脳をだましてあげましょう。そうすることで、あなたの持っている力を存分に発揮できるかもしれませんよ?
緊張対策になりそうな"プラスなキーワード"
・今日はいいことがあるぞ
・今日は調子がいいな
・緊張してて気持ちがいい!
具体的な成功例をイメージするのもいいですが、コントロールできるようになるまでは、大きなイメージを持つのもよいでしょう。そして必ず前後に深呼吸を。大きく深呼吸することは、緊張し固まってしまった心と体をほぐすのに最も効果的です。
マッサージも効果的?
緊張してガチガチに固まってしまうと、自慢の笑顔もうまく披露することが出来ないかもしれません。
そんな時は、待ち時間を使って徹底的にマッサージすると良いでしょう。
・両手でほほの肉をぐるぐると回したり、摘まんだり引っ張ったりする
・めをぎゅーーーっと閉じて、一瞬で一番大きく見開く
・口を閉じたまま口角をあげて、ゆるめてを繰り返す
・口を大きく開けたり閉じたりを繰り返す
人前でそんな恥ずかしいことできない!なんて思ってはいけません。ライバルの前でかっこつけているようではまだまだです。どこでも出来る簡単で、実はちょっとこっそり出来る顔のマッサージなので、ぜひやってみてくださいね。
顔以外のマッサージも効果的なので、覚えておくといいでしょう。
・手のひらの真ん中にある「労宮」のツボ
手のひらの真ん中を5秒間ゆっくり押します。押せたら力を抜いてリラックス。これを5回繰り返しましょう。心苦労の集まる中心であることから「労宮」なんて名前になったという諸説があるほどで、心労が重なるとこのツボに症状が現れるそうです。分かりやすい症状だと「手汗」。自律神経が乱れると起きる症状の一つですね。緊張が高まりすぎたら、このツボを押してリフレッシュしてください。ゴルフボールなどの丸くて硬めのものを両手で挟んで押し付けるのもいいでしょう。
・手首にある「内関」のツボを押す
「内関」とは、手のひらを上に向け、手と手首の境目になっているしわの真ん中から、指を日々に向けて3本分置いたところにあるツボです。実はこれ、胃の不快感や、吐き気をもよおしてしまったときに効果的なツボなので、緊張して気持ち悪くなった時に効果的!内臓に良い働きをするツボなので、普段から気づいたときに押すのもいいですね。
・万能で最強なツボ「合谷」
とにかくなんにでも!と言うオールマイティなツボ「合谷」。もちろんストレス解消などの効果も高く、緊張したときにうってつけ。「合谷」は、手の甲の親指と人差し指の骨がちょうど交わる部分あたりにあります。ちょうど谷間になっている部分より少し人差し指寄りにあるので、押してみてジーンとした、痛みを感じる場所がそれです。
幸せホルモンが緊張をほぐす
幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」。このセロトニンが体内で減少すると、不安や緊張に襲われやすくなります。なので、セロトニンを多く吸収することで、緊張を体の外へ追いやりましょう。
場所や環境によりますが、セロトニンを手っ取り早く多く吸収したいなら「日光を浴びる」ことです。しかも最も効果的な日光が「朝日」なんです。なので、朝起きたらカーテンと窓を開けて、大きく深呼吸。体いっぱいに朝日を浴びることで、セロトニンの分泌が活性化されます。しかし、いくら朝日や日光の刺激が良いといっても、強すぎる紫外線が逆効果。日焼けなどの原因にもなりかねませんので要注意。毎朝5分ほどでいいので続けてみてください。
また食べ物からセロトニンの分泌をあげる効果があるものも多く存在しますので、意識的に日常で取り入れるようにしましょう。セロトニンの分泌をあげる効果がある栄養素は「トリプトファン」と「ビタミンB6」
代表的な食材としては
・ヨーグルト
・チーズ
・豆乳や納豆の大豆製品
・きなこ
・まぐろ
このようなものがあげられます。美容に良いものも多いので、無理せず摂り入れられそうですね!
まとめ
今回ご紹介した方法は、食べ物以外は、オーディション直前でも行うことができます。しかし、実はこれらすべてを常に意識して行っておけば、緊張しにくい体を作る効果も期待できるというものばかり。成功するイメトレとかも効果的ですが、ちょっとした手軽にできる方法で、緊張しにくい体作りを心がけましょう!